佐藤孝行の名言 一覧

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佐藤孝行のプロフィール

佐藤孝行、さとう・たかゆき。日本の弁護士、公認会計士、公認内部監査人。神奈川出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、外資系銀行で金融業務、米国大手会計事務所で国際税務コンサルティング、大手総合商社で契約法務などの実務を経験したのち、独立し佐藤経営法律事務所を設立。業務の傍ら、弁護士、米国公認会計士(CPA)その他の難関資格に多数合格した経験をもとに、資格試験勉強について教えている。主な著書に『仕事と勉強を両立させる時間術』『できる人の資格勉強法』『難関資格は働きながらとりなさい』『出世するなら会社法』『頭のいい人のコミュニケーション仕事術』など。

時間を損切りできず、チャンスを逃してしまう人が少なくありません。株式投資では、保有株の株価が下がったときに損を承知で確定させるのはもったいない気がしますが、そこが落とし穴です。下がり続ける株に固執するより、見切りをつけて他の有望株に資金を移したほうが、トータルで儲かる可能性は高くなります。これは時間も同じです。


2年かけても取得できない資格は、最初から適性がないと考えた方がいいでしょう。適性のない資格に固執するより、別のことに時間を投資したほうが人生のチャンスは広がります。


長期計画は、計画の途中で変更してもいいでしょう。時代は常に動いているのに、過去に立てた目標に固執するのはナンセンスです。現在の状況に合わせて、目標そのものを変えたり、リスケジュールする柔軟さが欲しいものです。


一定の時間を超えたら、躊躇せずに損切りして時間を他のものに投資すべきです。目標に向けて費やした時間は、一種のサンクコスト(埋没費用)です。サンクコストとは、事業に投資した資金のうち、撤退しても回収できない資金を指します。本来、未来の利益を最大化するためには、サンクコストを無視したうえで、事業継続か撤退かの意思決定をする必要があります。ところが人間の心理は不思議で、サンクコストが大きくなるほど、それを無視できなくなって非合理的な判断を下してしまいます。


資格試験に挑戦するとき、私はどんなに難しい資格も2年以内に取得すると決めていました。幸い司法試験も2年目で合格しましたが、もし落ちていたら、そこで断念していたと思います。なぜ2年で区切るのかというと、人間が支払うコストのうち、最も高くつくのは時間だからです。資格取得によって金銭的なリターンを得ても、時間に換算すると、回収できるのはせいぜい2年間分です。資格取得にそれ以上の時間を費やしても、損するだけです。


長期目標を短期目標に落とし込むとき、自分の能力を過信してキツめの計画を立てるのは危険です。目標を達成できないと、それがストレスになって計画自体を投げ出したくなります。仮に200ページの本を執筆するなら、1日4ページ程度の現実感のある作業量をベースにして計画を立てるのです。1日4ページなら50日で200ページを書き終えられますが、突発的な仕事が入ったり病気になって作業できない可能性もあるので、バッファーを10日間取って60日間で計画を組むのです。


目標に長期・短期があるなら、意識すべきは短期目標です。人間は、遠い目標によって自分の行動を律することができるほど強くありません。長期で取り組む必要がある場合も、今日は何をすべきか、一週間後まで何を終わらせるべきかといった短期目標に落とし込み、そこに神経を集中させます。


あとから「あそこでやめておけばよかった」と後悔しないためにも、深入りする前に時間を損切りする習慣を身につけてください。


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