伊藤博之(経営者)の名言 一覧

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伊藤博之(経営者)のプロフィール

伊藤博之、いとう・ひろゆき。日本の経営者。クリプトン・フューチャー・メディア社長。北海道出身。北海学園大学経済学部を卒業し、北海道大学で職員として働いたのち、クリプトン・フューチャー・メディアを設立。効果音・BGMなどの音素材の販売、携帯電話の着メロ販売などを取り扱ったのち、ボーカロイド『初音ミク』などのヒット商品を生み出した。そのほか北海道情報大学客員教授なども務めた。

インターネットでいろんな人が自由につながる状況下、既存の考え方をいったん白紙に戻し、最も最適なスタイルは何か、考えていくべきでしょう。


知識というのは金庫の中に10年間しまい込んでも何も増えない。自由に泳がせ、利用させたら、よほど価値が膨らんで返ってくる。そのことは初音ミクの5年間でイヤというほど見てきましたから。


初音ミクに限らず、ネットで起きているのは、いかに共感をつくるか、というボトムアップの大きなムーブメントだと思います。だから、言ってしまうと、共感をつくれない会社は、この先、未来がないんじゃないか。


僕の意見としては、クリエイターが関心を持っているのは、見る人・聞く人をいかに共感させるかだと思う。グッとくるとか、ピンとくるとか。僕たちは日々、共感を消費して生きている。普通の消費より、そちらのウェイトの方が大きくなっている。クリエイターも共感させるためにコンテンツをつくっている。


オープンカルチャーというか、こういう考え方はビジネスの新しいイノベーション、プロモーションの方向でもあると思います。僕は「密結合」と「疎結合」と言うんですが、自然界って「疎」ですよね。花が咲き、ハチが飛んできて蜜を吸い、体に花粉がついて別の花に運ぶ。両者はとくに契約書を交わしているわけではない。反対に銀行と銀行の統合のような人為的な「密」な結合は、必ずといっていいほどトラブルが発生するじゃないですか。労使関係や企業の契約関係もそう。不自然で非効率的な「密」のリスクを減らしていくのが合理的だと思う。


ピアプロでは「原作品を利用する場合には作者に、利用しました、と報告し感謝の意を表する」などの規約順守を前提に(ピアプロで公開されている作品の)2次・3次創作を認めています。ヒントになったのは、フリーソフトウェアや、「クリエイティブ・コモンズ」の考え方です。著作権法によって作品の改変を禁止するのではなく、作者が一部の権利を解放することを宣言して、利用を促進し、第三者との共同作業によって完成度を高めようというムーブメントです。


放っておくと、初音ミクは秋葉原系とかオタク系とか、そっちけいの文脈に引っ張られかねない。そういう閉じたモチーフにはしたくないと思っていますので、一般の方々に訴求できるアパレルとの取り組みはすごくウェルカム。ひとつの試金石としてこの先の展開を楽しみにしています。
【覚書き|アパレルメーカーとのコラボレーションについて語った言葉】


初音ミクの正体は何か。言ってみれば、初音ミクってひとつの「側(外枠)」でしかない。緑色の髪の長い女の子というひとつの共通認識。そこから多種多様なアウトプットが出てくる。クリエイティブなことをしたいと思っている10万人、もしかしたら100万人規模のクリエイターたちのプラットフォームなんです。そして、そこから生まれるものに共感しあうコミュニティでもある。


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