伊東信一郎の名言 一覧

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伊東信一郎のプロフィール

伊東信一郎、いとう・しんいちろう。日本の経営者。宮崎県出身。全日本空輸社長。九州大学経済学部卒業後、全日本空輸入社。社長室事業計画部長、人事部長、常務取締役、専務取締役営業推進本部長、副社長営業推進本部長などを経て、社長に就任。

現状に安住してはいけない。前例や常識にとらわれず、新たな発想を持って大改革を進めていく必要がある。


アジアでナンバーワンになり、世界における知名度を高めるには、安全運航、定時運行はもちろん、機内・機外におけるサービスの質を向上させることで顧客満足度を高め、「乗るならANA」と言ってもらうことです。そういう人が増えていけば利益は自然についてきます。こうしたサイクルを地道に回しつつ、ときにはアッと驚くプロダクトを投入するのです。


海外の大手航空会社がLCC(格安航空会社)を傘下に持ったことがありましたが、多くが失敗しました。原因を探ると、親会社の関与が強かったことが大きいとわかったので、今回香港の投資会社と共同出資で立ち上げるLCCはブランドもシステムも採用もすべて全日空から切り離す形にしました。


1987年、成田・大連線の就航を担当したとき、現地にいる日本人は20人ぐらいでした。そういったところに無謀にも飛行機を飛ばす。ノウハウもない中、なんとか半年ほどで準備を整え、大連の空港で発便を迎えました。10年後、大連には日本企業の工業団地ができて、2000人が駐在するようになりました。我々の便を使って、人や貨物が世界に運ばれていく。飛行機を飛ばす社会的な役割を感じました。


リーダーシップとは、理念やビジョンの明示し、すべての経営資源に統一した方向性を持たせることです。


いまは事業計画を細かく見直して、柔軟性の確保に努めています。機材も小型化するだけではなく、需要に合わせて大型機もきめ細かく投入します。今年は事業計画全体を「緊急対策プラン」と呼んで、来年以降の成長準備と位置付けています。いまだからこそ、よりスリムで強い体質をつくります。


1986年にはじめて国際線に進出したとき、不安もありましが、会社全体に大きな熱意がありました。


単なるスローガンだけではグローバル人材は育ちません。グローバルで活躍するためには、英語力も大きな要素です。ANAでは、全社員に毎年TOEICを受けてもらい、700点以上を標準目標にしています。管理職任用試験の条件としてTOEIC700点以上を取ることを課しています。さらに、新人は入社10年以内に必ず海外勤務を経験させるといった取り組みも行っています。「英語が苦手だ」という社員を真っ先に、強制的に海外勤務をさせたりしています。


これまで私たち日本企業は、日本という大きなマーケットのなかで育ってきました。今後はそこに安住していては生きていけない。日本のなかにいて、日本の常識だけで物事を考えるのではなく、世界で通用する常識を持ち、世界の動きを肌で感じ取って物事を判断し、行動する。私たち自身が、どうグローバルに成長していけるかが問われています。


新たな取り組みとして、CA(客室乗務員)の契約社員採用制度を廃止し、今春から正社員雇用に切り替えることを決めました。その狙いは2つあります。ひとつはCAのやる気を向上させて生産性を上げて会社の利益により貢献してもらうこと。もうひとつはCAとしての職業目体の競争力を上げ、優秀な人材を採用できるようにすることです。


改革を実行し、ANAグループの新しい時代をつくっていくのは社員です。「よそ者、若者、変わり者」の存在が、必要だと考えています。


厳しいビジネス環境のなかで、安全を守りながらどうやって成長していくのか。私は人、つまり社員が大きなカギを握っていると考えています。


航空業界は、戦争やテロ、災害、疫病などといったイベントリスクの影響を受けやすい。そうしたリスクに負けない企業体力をつけていかなければなりません。


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