今井賢一の名言 一覧

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今井賢一のプロフィール

今井賢一、いまい・けんいち。日本の経済学者。スタンフォード日本センター理事。東京都出身。一橋大学卒業後、同大学で教授、商学部長などを経て、スタンフォード日本センターの理事長・所長、スタンフォード大学国際研究所の上級研究員、スタンフォード大学経済部の教授などを務めた。専門は企業、産業組織、技術革新など。そのほか、京都府特別顧問、株式会社東京大学エッジファンド取締役、株式会社アーニス・サウンド・テクノロジーズ代表取締役会長などを歴任した。

スタンフォード大学の日本センターで仕事をするようになって痛感するのは、単純に米国の成功モデルを日本へ持ってきても、米国には永久に敵わないだろうということです。


単純に米国に追いつくだけでは勝てないのは明白なのですから、アジアの特徴に徹底的に絞って力を集中すべきでしょう。日本の悩みは、中国をはじめ、アジアの各国が共通して悩んでいることでもあります。日本だけでなくアジア全体のインターネット革命を促したら面白いでしょう。


ベンチャーで成功するのはほんの一握りであり、何百何千という失敗がその裏にあります。その失敗と成功が積み重なって、貴重な経験となり、どんな技術は誰が一番よくわかるか、こういう企業のマネジメントには誰が向いているかという人的ネットワークが出来上がりました。長年の経験と人的ネットワークに裏打ちされたコンサルティング。それが米国のベンチャーキャピタルです。


日本では米国のベンチャーキャピタルを金融機関の範疇に入れていますが、そもそもそこからして違うのです。ベンチャーキャピタルが創業まもない小さな企業にリスクマネーを供給して、その企業が成功したら大きなリターンを得るというのは、ベンチャーキャピタルのほんの一面にすぎません。彼らは20年以上も新しい企業に融資だけでなく人的、技術的な支援を続けてきました。


モノづくり中心の工業化社会では、欧米のモデルを学び、そこに日本的なきめ細かさを付加することによって、十分キャッチアップする(追いつく)ことができました。しかし、モノよりも知的価値が優先される知識社会に入ると、そういう手法で米国を乗り越えることはまず不可能でしょう。とにかく、知的価値の高いベンチャー企業を育てる環境に彼我の差が大きすぎます。


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