今井登茂子の名言 一覧

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今井登茂子のプロフィール

今井登茂子、いまい・ともこ。日本のアナウンサー、コミュニケーション・コーチ。東京出身。立教大学文学部卒業後、TBSへ入社。音楽、報道、スポーツなど幅広い番組を担当。また、初代お天気お姉さんとして視聴率40%を記録した。主な受賞に放送貢献者に贈られるゴールデンマイク賞など。その後、コミュニケーション教育の道に進み、とも子塾を開設。企業や学校等に対して研修や講演活動を行った。主な著書に『ちょっとした接客サービスのコツ』『きちんとした日本語の話し方』『敬語すらすら便利帳』『あいさつ&スピーチ 言葉につまらずに話す技術』ほか。

どんなにいい言葉でも、それをただ口にするだけでは人の心を動かすことはできません。言葉を発するときの仕草と表情と声、この3つが伴っていなければ、たとえ丁寧な言葉を使っていても、それは慇懃無礼にしかならず、好感度アップどころではありません。


好感度アップの言葉やフレーズと言うのは、いずれも耳慣れたものです。できる人というのは決して、言葉巧みなのではなく、相手のことを常に考えて言葉を選び、使える人なのです。


断わるときに大切なのは、相手の立場を考えることです。たとえば、「誠に申し訳ありません。私ではお役に立てそうもありません」「私では力不足です。お許しください」。これならば角が立ちません。とくに相手が目上の人や上位者の場合、頭に「結構なお話だと思いますが」「素晴らしい条件でありがたいのですが」などと、相手の出してきた企画や条件、提案などを認めるひと言を付け加えることが大切です。


仕事ができ、顔が広く人望も厚い人というのは、断り方がとても上手です。「NO」と言ったにも関わらず、相手に「次も絶対にこの人にお願いしよう」と思わせてしまうのです。


相手が目上の人の場合、依頼やお願いをする際に注意が必要です。あらたまって「お話が」「ご相談が」と言われたら、誰でも「何か問題が起きたのだろう」「よからぬ相談か」と警戒するでしょう。こういうときは、「お知恵を拝借したいのですが」「教えていただきたいのですが」というフレーズを枕にして話を始めます。そして必ず、その結果を相手に報告し、「おかげさまで○○できました。ありがとうございます」というお礼の言葉を忘れずに。


相手に気持ちよく「いいですよ」と引き受けてもらうには、いろいろ理屈を並べて説得しようとするより、相手の心を動かすのが先です。そのときの殺し文句は、「あなたにしか頼めないんです」。こう言われれば、誰だって気持ちがグラリと動きます。そこへ「実は……」と切り込んでいくのです。このフレーズは話を切り出す最初に言うことが肝心です。


今回は引き受けられないが縁は切りたくない相手に対しては、「また、何か機会がありましたら」、「半年後でしたら」「また○○のようなお話が出ましたら」など、自分が次の機会をつくろうとしている意志を示すようなひと言が非常に効果的です。


会話の糸口を見つけ、互いの距離を縮めるのに最も効果的なことは、相手の会社に関する時事ネタです。それもホットな、プラスの話に触れることが肝心です。相手の会社の創業記念日や社長の叙勲、担当者の栄転など、先方のお祝いごとは事前に調べて必ずチェックしておくこと。相手は、「うちにこれほど関心を持ってくれている」と嬉しい気持ちになるでしょう。それが好感度アップの第一歩です。仕事ができる人というのは、こうしたプラスアルファのひと言がさらりと言えるのです。


相手に好感をもたれるということでいえば、やはり第一印象が重要です。大前提として、きちんと挨拶ができること。挨拶とは、「はじめまして、○○と申します」だけではありません。これは単なる自己紹介。この後に必ず付け加えたいのが、「お目にかかれて光栄です」「本日はお忙しい中、時間をおとりいただきありがとうございます」といった言葉です。案外これができていない人が多いのです。


好感度アップのための言葉や話し方について考える前に、「言葉に心を込める」「相手の立場を考える」ことが大前提です。そのうえで、気の利いた言葉、センスのいい言葉がつかえればコミュニケーションが楽になり、仕事も自然と広がっていくはずです。


自分の考えや思いを素直に表すとき注意したいのは、相手の立場を考えるということです。自分の意見を主張するときも、「私が、私が」と叫ぶのではなく、相手の立場や周囲の空気を読みながら発言する。有能な人は、これができているのです。


言葉に心を込めるとは、自分の気持ちを素直に表現すること。誰かを褒めるときでも交渉事を進める際でも、そのときの自分の考えや思いを素直に表せばいいのです。


相手は、こちらの仕草や表情、声を敏感に読み取りながらこちらが発する言葉に心がこもっているかどうかを判断します。それが「印象」というもので、好感を持たれるかどうかは、その印象の積み重ねで決まってくるのです。


言い方ひとつ、答え方ひとつで、職場の空気も自分の評価も良くすることができるのです。立場や役割を踏まえたうえで、どうしたらお互いもっと気持ち良く仕事ができるか。そこを工夫するのがコミュニケーション能力です。


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