井上英明の名言 一覧

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井上英明のプロフィール

井上英明、いのうえ・ひであき。日本の経営者。フラワーショップを軸に急成長したベンチャー企業のパーク・コーポレーション創業者。佐賀県出身。早稲田大学政治経済学部卒業後に渡米し、ニューヨークの大手会計事務所ピート・マーウィック会計事務所に入社。数年実務経験を積んだのち、帰国しパーク・コーポレーションを創業。主な受賞にデザイン・エクセレント・カンパニー賞、フラワービジネス大賞、一橋大学大学院国際企業戦略研究科のポーター賞など。

今後も成長は急ぎません。むしろ、急成長をするとどこかに無理が生じ、経営がおかしくなると思っています。せいぜい年10%も成長すれば十分です。


新しく始めたことが共感を得られない場合もあります。しかし、その時はお客の反応を見ながら少しずつ調整していけばいい。


トライアスロンは学びの宝庫で、自分を成長させる糧です。ビジネスとスポーツは似ています。


私は、人生の軸は自分を高めることだと考えているので、どんなことをしていても、食事をしていても、そこから何かを学びたい。すべてが学びの場なんです。


人生は連続しているものであって、仕事とプライベートを分ける必要はないと思っています。


成長が速い人というのは、目標設定が明確だと思います。いつまでに店長になりたいとか、あの人のようになりたいといったように、ゴールがはっきりとイメージできている人は、なんとなく仕事をしている人よりも、明らかに成長が速いですね。


会社に求められる成果よりも、自分の時間の方が大切です。人生って、時間だと思うんですよ。生まれた瞬間にロウソクを渡されて、火をつけるとあとは短くなっていくだけ。生まれたら死ぬまでの時間しかないわけだから、それをどう生きるか、何を学ぶかが大事だと思うんです。


私は社員が失敗したら「よかったね。で、何を学んだの?」と聞きます。「何か学んだのならよかったじゃない」と。失敗というのは、そこから何かを学べるはずなので、むしろ失敗したほうが意味があると思っています。


何のために仕事をすればいいのか思い悩んだら、もがき続けるしかないと思います。


答えを見つけるために考える時間はとても大切にしています。ベンチャー企業の経営者は忙しいから「考える時間」を後回しにしがちです。しかし誰の真似でもない事業で身を立てていくためには、自分で考えるしかないと思います。とくに新しいことを始めるときは、頭でわかるだけでなく、腑に落ちるところまでいかないと、確信を持って動き出せません。


経営を戦略的に考えたことはありません。自分は経営者というより商売人です。頭ではなく肌で感じたことから答えを見つけるタイプです。


自分が昨日と違っているという成長を感じている限り、ものごとを投げ出す人はいないはずです。だからそこに社員の意識を持っていくのが経営の仕事なんです。


歩合給や昇進は、自分を高めるための手段としてわかりやすいので取り入れています。しかし目的にはなりえません。人が働く目的は、仕事を通じて、エレベーション(自己研鑽)を試みることに尽きます。


仕事は砥石です。自分を磨くためのものです。ならばマニュアルで縛るより、一人一人が自由に動ける方がいい。しかし、スポーツにルールがあるように、仕事にもルールは必要でしょう。そこで、給与や昇進の制度を整えているのです。従業員には会社をスタジアムだと思って、ルールにのっとた試合に専念してほしいのです。


お金を儲けることは、人生を生き抜く手段であって目的ではありません。だから少しくらい失敗してもいいと思うんです。うちは業態上、一度に10億、20億を失うことなんてありえませんし。


新しいアイデアがあるならやってみろ。まだほかにやれることはないか?


マラソンを3時間半で走る人間に、次は3時間を切れと言っても無茶です。本部で目標の数字をつくるのはそれと同じで意味がありません。だけど、自分で掲げた目標なら努力できます。自分の店の儲けは、各店長に自分で決めてもらうのが一番いいんです。


各店の店長が自然に目標を高く設定するのは不思議なことではないと思っています。人は誰しも向上心を持っていて、一度上手くいったら次はもっといい成績をあげようと考えるものです。本部ができるのは向上心のスイッチが入る手助けをするだけです。


本部が数字をつくって押し付けるのはおこがましいことです。それより顧客の最も近くにいて、現場に精通している店長に目標を設定してもらう方が理にかなっています。


当社は5つの資産を私心にしています。会社の想いである「スピリッツ」と仲間を表す「パートナー」、そして店舗「ショップ」、顧客「カスタマー」の先に業績「ファイナンス」があるという考え方です。


私は人生を4分割しています。睡眠、仕事、家族との時間があり、最後がプライベートです。仕事や家庭の間に自分を磨く時間を設けています。その軸になるのがトライアスロンです。


私は1時間トレーニングした後は、同じくらいストレッチに時間をかけます。目に見える筋力より、見えない場所がここぞという時、役立つのです。


僕は毎年9月を「会社から離れて自由に過ごすインプット期間」と決めているのですが、その期間に過去一年分のアイデアノートを見直したりします。見直しながら、「あれ?これをやろうと思ったのに、やってなかったな」というのがあれば、それを実行に移したりします。


経験からいうと、アイデアノートにたくさん書く月はいい仕事をしています。それだけいろんなことを考えて、新しいアイデアを生み出しているわけですから。一方で、ノートを使っていない月は、新しいことを生み出していません。新しいアイデアやビジネスを生み出すという意味でも、ノートを使うのは効果的だと思います。


昨年9月、アマンキラというバリのリゾートホテルで過ごしました。花と緑に囲まれながら「やっぱり花と緑のある環境は気持ちがいいな」と再確認したときの気持ちが、そのままこのノートに書いてあります。じつは昨年まで、将来的には花以外にも多角的なブランド展開をしていきたいと考えていたんです。でも、アマンキラで花と緑の素晴らしさに触れたことで、いま一度、花と緑の事業に集中すべきだと身をもって実感したんですね。だったら本格的に市場を攻めるために、営業推進部を立ち上げようと思い立った。主要メンバーの名前もその場でノートに書いてます。会社に戻って、すぐにそのメンバーを集めて、営業推進部を立ち上げました。


迷うときこそ、考えをノートに書きだします。たとえば、A案とB案があったときに、それぞれを実施したときのメリットとデメリットを列挙するんです。A案はメリットが6つあって、デメリットは2つだけ。一方のB案はメリットが1つしかないとすれば、A案をやらなきゃ損だとすぐにわかりますね。書けばすぐに決められますが、書かなければ意思決定できない。逆にいえば、ノートにワーっと書くだけで終わらせるのではなくて、それを実現可能な仕組みやプランに落とし込んで、実行につなげることが大事だと思います。


ノートにアイデアを書くときは、とにかく自由にワーっと書くのが大事なんじゃないでしょうか。線も無視して、ホワイトボードに書きなぐるような気分で。僕は発想が大事だと思っているので、こう書かなきゃいけないとか、ノートはこう使わなきゃいけないといった制約を設けるのは嫌なんです。


ノートに書きながら物事を考えると、思考の変遷を可視化でき、前に書いたことに戻って原点を確認したり、考えを絞ったり発展させたり、自分の考えをモレなく整理し、まとめることができるんです。


ノートに情報を書きだす利点は、頭のなかで考えていること、つまり僕の脳みそを可視化させることによって、思考を整理できるんですね。


僕には社長として考えるべき施策が五つほどあって、大きく分けると「スピリット」「パートナー・ショップ」「カスタマー」「ファイナンス」です。


情報ノートに書きだす事柄は、ほとんど仕事に関することですが、書き方は落書きに近いですね。僕の頭のなかで考えたことがすべて書かれています。本を読んだ感想だったり、会社の戦略をどうしようかとか、ブランドのキャッチコピーを書きながら考えたり、スタッフとのミーティングで伝えたいことを事前に書き出してみたり。


私がノートに情報をまとめるようになったきっかけは、リチャード・ブランソン(英国ヴァージングループ創始者)の本を読んだことです。ブランソンはつねに自分の思いついたことや、ほかから得た情報を一冊のノートに書き留めているという記述を読んで、ピンときたんです。


仕事を通して何かを学ぼうと思ったら、徹底的に仕事にのめり込んでもいいと思いますよ。先日も、心臓外科の先生と天ぷら屋さんに行きましたが、そこのご主人は天ぷらに徹底的にのめり込んで、天ぷらを通して勉強していらっしゃる。一緒に行った外科医は心臓を、そして私は花を通して勉強している。仕事から学ぶには、ある程度のめり込む必要があるでしょうし、のめり込みながらも自分を忘れるのではなく、何かを吸収しようという意識が大切だと思います。


自分の人生なんだから、自分でコントロールしないと。私は、人生において受け身というのはあり得ないと思うんです。自分の人生をどうするかは、自分の責任であって、他人がコントロールするものではない。自分をもっと意識すると、モチベーションって下がりようがないんじゃないかと思うんです。落ち込んでいる時間がもったいないですからね。


花の仕入れ伝票にしても、ただチューリップとかバラといった品目を覚えればいいや、というのでは成長しません。バラのなんという品種かまで覚えようとする人は、それだけ学んでいくでしょう。さらに、店長になるという目標を持っている人は、いずれ仕入れもしなくてはいけませんから、相場や産地も注意してみるかもしれません。同じ伝票を前にしても、スイッチがどの程度入っているかで、学ぶことは違ってきます。そのスイッチの数は、将来のビジョンや、こうなりたいという思いの強さに合わせて変わってくると思います。


私はいま、トライアスロンに挑戦していますが、単に健康管理のためというだけでは、なかなか練習が続きません。でも、毎年11月のロタ(北マリアナ諸島ロタ島)の大会に行く、という目標を掲げれば、普段から練習するようになります。


とにかく、いろいろとやってみることでしょう。最初に10個やってみれば、そのうち3個くらいは違うなとわかると思うんです。のこり7個を追求していくうちに、そのうち2個も違うということが見えてくる。私の場合、会計士という仕事をしながら、どうも自分は左脳系の仕事は合わないな、自分は右脳系じゃないかと思って、イベント企画の仕事を始めました。でも、まだ何かが違う。もしかしたら、対人でモノを売る小売が向いているんじゃないか、美しいものを扱う商売がいいかなというように花に絞り込んでいったんです。最初からピンポイントで探したり、身体を動かさずに頭だけで考えてこれだと決めてかかるよりも、いろいろ動いてみて、ふるいにかけていく中で、何かが残っていくような気がします。


会社よりも人間の人生の方が大事だって思いませんか?会社は潰れたらまたつくればいいですが、人生は取り返しがつきませんから。私は大学卒業後、一度アメリカで会計士として就職しましたが、すぐに辞めて日本に戻ってきました。それは、会計士という仕事は世の中には必要だったけれど、自己成長につながらないと思ったからです。人生を無駄にしたくない。だから辞めようと。


私がよく社員に言っているのは、「成功よりも成長」ということです。たとえば、100万円の売上目標に対して、一人は90万円、もう一人は120万円だったとします。どちらがより多くのことを学んだかを聞いてみると、90万円しか売上げられなかった人の方が、様々な反省点を見出して、圧倒的に多くを学んでいるのです。だから、「もっと失敗してみろ」くらいに言っています。


自分の貴重な人生を、会社の求める成果やノルマのために消費するのはもったいない。自分の成長を軸に考えるなら、成果に重きを置くのではなく、成果を達成するプロセスの中で何を学ぶかが重要でしょう。成果が達成できなければ、自分の何かが未熟だということだから、どこを変えれば成績が上がるかを考える。そうすれば、仕事を通して学ぶことができるでしょう。


今日も社員に、「振り返ってみて何が嬉しかったか」を聞いてみました。やはり、できなかったことができるようになったときの喜びをみんな覚えているんですね。自分が高まった瞬間の喜びというのは、すべての人に等しく訪れるものだと思っています。そういう瞬間が継続していけば、きっと楽しいし、それがモチベーションにつながっていくのではないでしょうか。


私は以前、自分は何のために生きているのかその答えを見つけるために、集中的に本を読んでみました。いろいろ読んだ中で、中村天風さんの本に書いてあった「エレベーション」という言葉がピンときたんです。人間は限られた人生の中で、自分を高めるために生きているんだ、と。


モチベーションを高く保つため、自分は何のために生きているのかということを、自分自身で確認するようにしています。


私は仕事でパソコンを使いません。思い浮かんだアイデアなどは、基本的にノートにすべて書き込みます。パソコンは、自由な発想を阻害すると考えるからです。過去15年でノートの数は255冊にもなりました。週次の売り上げなど経営データもノートに貼って管理しています。


発想が乏しくならないように努力は怠りません。例えば、今年から4、6、8、10月の合計4カ月は会社に来ないようにしました。これまでも毎年1カ月はオフィスに顔を出さないようにしていましたが、その期間を増やしました。オフィスに来る代わりに、海外に行ったり読書をしたり、情報のインプットを増やすのが狙いです。もちろん、その間も社外で仕事はしているのですが。


私は、新たな商品を開発する時、市場調査は一切しませんし、いわゆるマーケティングデータも信じません。まずは、自分の感性を信じて物事を判断するようにしています。それが、お客から共感を得られるサービスや商品を開発する近道だと信じているからです。


パリのアパートの一室を借りて従業員研修に使っています。また、職場は花と植物に囲まれる空間にしています。花のある時間と空間を売る商売にしているのですから、自らその良さを日々体験するのは当然でしょう。最近では花と植物を使った企業向けの空間デザイン事業も展開しているのですが、社内のブランドマネージャーなど幹部とのミーティングを実際に空間デザインを手掛けたお店に出向いて開いたりしています。


同じ物差しを共有すれば、従業員一人ひとりが自発的に考え出したアイデアも、私の想いと大きくズレることはなくなるでしょう。ブランドを強くするには、従業員が同じ物差しを共有した上で、自由に創意工夫に取り組める環境が重要です。


難しいのが、いかに私の感性を従業員全員に共有してもらうかです。店舗で接客をするのは、私ではなく従業員たちです。従業員が皆、私と異なる感性を持っていては、ブランドイメージが混乱し、お客が受けるサービスの印象も店ごとに異なってしまいます。そのため、私の美意識、言い換えれば、「こうしたい」という「スピリッツ(想い)」を従業員と共有する仕組み作りに力を注いできました。


お客は安ければ買ってくれるというわけではありません。1000円の花を買ってもらうためには、満足度を高める必要があります。それには、「青山フラワーマーケットで花を買うことがかっこいい」とお客に思ってもらわなければなりません。


私たちが事業を開始するまで、花は主に特別な日の贈り物でした。しかも、企業向けの贈答用が主な収益源でした。しかし、私たちは花を、特別な日の贈り物ではなく、個人が自宅で日々の生活を彩るために購入するものに変えようと考えました。「Living With Flowers」に「Everyday」という価値を加えたのです。「Living With Flowers Everyday」は、私たちの会社の社是となっています。


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