井上愛一郎の名言 一覧

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井上愛一郎のプロフィール

井上愛一郎、いのうえ・あいいちろう。日本のコンピューター技術者。演算速度世界一を記録したスーパーコンピューター「京」の開発責任者。佐賀県出身。東京大学工学部船舶機械工学科卒業後、富士通に入社。サーバシステム事業本部技師長、次世代テクニカルコンピューティング開発本部長などを務めた。一貫してプロセッサの開発に携わった技術者。

資源の乏しい日本が生きていくためには、技術で突き抜ける必要があります。技術立国を実現するためにも、スパコンという道具はなくてはならないのです。


大切なのは世界一を目指して頑張り続けることなんです。最終的な結果はともかく、世界一を目指して頑張らない限り、世界一になることはできません。


「2位でいい」と言われただけに、逆に1位を取りたくなりました。ただ、事業仕分けの結果「利用面に力を入れる」という点をはっきりうたうようになったのは正しい方向だと思います。スパコンを開発している我々は、優れた道具をつくろうと頑張っているわけで、常に利用されることを考えていますが、一般の人はスパコンにどんな意味があるのかわからなかったと思うんです。
【覚書き|2009年の事業仕分けで予算が一時凍結されたことを振り返っての発言】


開発メンバーを集める際にも、時々一本釣りをしているんです。ある職場に行って「おまえ、いまは何をしているんだよ」「スパコン、本当はやりたいんじゃないのか」とかまをかけつつ、眠っていたエンジニアのやりたい気持ちを呼び覚まして回りました。そのうち、誰か一人を連れてくると、その人間の周囲にいるエンジニアがきたりして、そういう形でメンバーが集まりました。


技術者として最高のものをつくりたいと思っても、民間企業である以上、ビジネスとして成立するかどうかが大きな要素になります。いくらすごいものをつくっても、買ってくれるお客さんがいなければ意味がありませんから。そういう意味では、国家プロジェクトという形で京の開発を進められたことは本当にありがたい話でした。


やはり、「世界一を目指している」ということが大きかったと思うんです。私も含めて、プロジェクトに参加したエンジニアの多くは長らくコンピュータ業界に関わってきた人間です。生き残りというと変な表現ですが、過去から技術を継承し、磨き上げてきたエンジニアばかりでした。彼らはコンピュータ屋として力いっぱいやりたい、自分の力を思い切り発揮したいという思いをずっと持ち続けていました。私自身だってそうです。


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