井上和雄の名言 一覧

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井上和雄のプロフィール

井上和雄、いのうえ・かずお。日本の経営者。三越の社長・相談役。横浜生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、三越に入社。仕入本部長、取締役、常務、専務を経て社長。会社経営以外にも日本百貨店協会副会長、関東百貨店協会会長、前払式証票発行協会会長、中央区防犯協会会長、日本橋保存会会長なども務めた経営者。

社長になって早期退職制度をやりました。厚生年金基金も解散した。そこは、経営者としての信念を通しました。一生三越で働こうと志を固めてくださっていた人たちに考え直してくださいと言うのは非常に辛かった。日本で2番目か3番目にできた基金だったので、役所に目立つから困ると言われましたが、決断せずに会社が破たんしたのでは元も子もない。


大学に入ってから、かわいがってもらっていた近所のお寺のお坊さんに「男は人生のうちに3つ大きな喧嘩をするんだ」と言われました。聞き流していたら、それでおしまいですが、実はその言葉が会社に入ってからもずっと、頭に残っていました。自分の信念を曲げずにきっちり通すということを、お坊さんは言いたかったと思うんです。その言葉がありがたかったのは、自分に緊張感を持たせてくれたことでした。


もう三越は愚を繰り返さないし、その余裕もありません。末永くお客様にご愛顧いただく店として生き残っていくためにやらなくちゃいけないことだけをやる。私の最後の信念です。


ゴルフ場開発で巨額の損失を出したことは、大企業病の典型でした。岡田事件という節目があり、一度は治ったんですが、300年の歴史がある業界随一の特定銘柄の会社で、いいお客様がたくさんいらっしゃることに慣れてしまうんですね。私もトップの動きをけん制できなかった。
【覚書き|役員の一人として、ゴルフ場開発の巨額赤字を防げなかったことについて振り返った言葉】


地球規模で考えて重要な課題である省資源、環境問題への取り組みなど、社内に環境問題推進委員会を設けて、いち早く着手して来ました。包装は送る側の真心を伝えるもので、その簡素化はたいへん勇気のいることでしたが、最近では多くの方に理解していただけるようになりました。ここ数年、啓発は加速度的で意識の変化を肌で感じております。


現代は物質的には非常に恵まれた時代だと思います。ただその中で個々の楽しみや便利さを追求するだけではなく、家族や社会、国のあり方という基本的なことを、原点にたちもどって考えて欲しいです。何らかのかたちで社会から受けている恩恵を、いずれは社会に還元して行くという姿勢を大切に、いろいろと挑戦してみて下さい。


三越の経営理念には、「社会的貢献と企業の繁栄」「伝統を超える革新性」「まごころと創意工夫」が謳われており、その中でも大事なことは社会にいかに貢献するかということではないかと思っています。地域や社会とともに企業も成り立っているのであり、常にこのことは念頭にあります。


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