久恒啓一の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

久恒啓一のプロフィール

久恒啓一、ひさつね・けいいち。日本のコンサルタント、大学教授。大分県出身。九州大学法学部卒業後、日本航空に入社。ロンドン空港支店、客室本部労務担当、本社広告課長、サービス委員会事務局次長などを務めたのち退職し、宮城大学教授に就任。その後、多摩大学経営情報学部教授、同大学学長室長、多摩大学総合研究所所長、NPO法人知的生産の技術研究会理事長、中国吉林大学客員教授、宮城大学名誉教授などを務めた。また、多数のビジネス書を執筆した。

時間管理の最大のコツは、他人に自分の時間を侵食されることなく、自立的にスケジュールを組むこと。先に予定を入れてしまうのです。


日々の仕事は、問題解決の連続と言えます。そして問題を解決するためには、「問題の本質を正しく理解する(理解)」「解決策を考える(企画・構想)」「それをコミュニケーションに落として実行に移す(伝達)」という3つのステップが必要です。


仕事がなかなか終わらないと嘆いている人ほど、現状理解をいい加減にしたまま、企画を練ったり、いきなり実行に移したりします。その結果、途中で間違いに気づいて、最初からやり直す羽目になるのです。


上司というものは心配性です。「お前に任せた」といっても、なるべく早い段階で方向性が間違っていないかを確認しておきたいものです。ギリギリのタイミングでまとめて報告されると、万が一間違っていたときにフォローできませんから。


朝早く出社して仕事を片付ける「前業」を始めて、通勤電車で座れるようになり、仕事だけでなく、自分の人生について考える時間ができました。この時間が、30歳以降の私の人生を決定したといっても過言ではありません。


「残業」をやめて、朝早く出社して仕事を片付ける「前業」をお勧めします。脳というのは、朝起きたときが最もきれいな状態で、時間の経過とともに様々な情報が入り組み、どんどん汚れていくものです。それに朝は「始業までの○○時間で仕上げる」という明確な締め切りもあります。私の経験では朝の1時間が夜の3時間に匹敵する、つまり、朝の方が思考スピードは3倍も速いのです。


自分の仕事を図解化して眺めてみることをお勧めします。図解化して自分の仕事を俯瞰してみると、どの作業で時間をとられているか、どの作業が無駄かということが見えてきます。また、この部分は人に任せられるなといったこともわかってきますから、仕事が早く終わるようになるのは間違いありません。


経験の浅い部下は視野が狭く、自分の目の前の仕事のことしかわかりません。そのため、それぞれが部分最適に終始して、全体として非効率に陥ることがよくあります。これを避けるには、図で仕事の全体像を見せてから、「この部分を君に頼むよ」と仕事を任せることです。こうすれば、部下が見当違いの方向に進むリスクを減らせるので、結果歴に上司の仕事も早く進みます。


アイデアというのは、組み合わせから生まれることが多いのですが、私たちが頭の中で同時に思い浮かべて作業できるキーワードの数は多くて5つ程度です。一方、図解化するといくつでも同時に眺めることができ、見違えるように発想の効率が上がります。


情報整理というと、キーワードを個条書きにまとめるだけで終わりという人をよく目にします。しかしこれでは、問題解決にとって重要なものごとの因果関係や全体構造まで考えが深まりません。たとえば、部署の現状の問題を整理するときも、問題点を列記しただけでなんとなく整理できた気になって、そこで思考が停止。「どの問題がとくに重要か?」「それぞれの問題の関連性は?」といったところまで、思考が進んでいかないのです。図で考えることが重要です。


ブログやホームページなど、何か表現手段を持つといいかもしれません。ただ、気がむいたときに書くだけでは効果がありません。大切なのは毎日あるいは定期的に書くことです。そうすると、何かネタはないかと日常生活でアンテナを常に貼るようになります。実はこの状態のとき、頭は猛スピードで自力回転しているのです。


好きなテーマから何かを学ぼうという場合には、とことんそれを追求する姿勢は必要だと思います。


忙しい日常の中から、自分だけの勉強時間を捻出するには、通勤時間を目いっぱい活用するためにあえて会社から遠い場所に住むという方法があります。会社の近くに住むのは確かに便利なのですが、すぐ帰れるからと、つい飲みに行ったり、出社時間に間に合うギリギリまで寝てしまったりすることになりがちです。しかし、あえて会社から遠い場所に住めば、帰宅時間に敏感になりますし、嫌でも早起きする習慣が身につきます。


かつて私は、会社まで1時間以上かかる千葉県の佐倉に引っ越しました。佐倉は始発が出る駅なので、会社までゆっくり座っていけるのです。この自由な1時間の間に、仕事の準備や読書、知研(知的生産の技術研究会)の資料の読み込みなど、様々な作業をこなすことができました。この聖なる時間があったからこそ、現在の私があるといっても過言ではありません。


その気になって行動すれば、忙しいビジネスマンでも勉強するための時間を生み出すことは十分可能なのです。忙しくて勉強する時間がないと嘆く人も、一度自分の生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。


たとえ好きなテーマが役に立つかどうかわからない、という場合であっても、私はそれを学ぶべきだと思います。ひとつのことを長期間勉強すれば、必ず何かにつながります。


会の雑用を進んで引き受けるのは、勉強会の場を活かすひとつのポイントだと思います。当時の私は自由に使える時間はあまり多くありませんでしたが、早朝や週末に時間を捻出して、講演会の準備やテープ起こしなどを手伝っていました。そうした雑用を嫌がらずに引き受けていると、次第に信用してもらうことができます。すると、先生への講演依頼や講演会の司会など、より重要な仕事を任されるようになるのです。


忙しいビジネスマンには、自分の勉強の牽引役となってくれるような存在が必要だと思います。その方法のひとつとして私がお勧めしたいのが、研究会や勉強会に参加することです。アフター5に実施される会も多いですが、週末や、早朝に行われる勉強会も増えています。一人の勉強は意志が強い人でないとなかなか続きませんが、会に所属して仲間ができれば、勉強のやる気もより持続しやすくなります。


そもそも何を勉強したらいいのかについて迷う人もいるでしょう。社会人は勉強を強制されているわけではありませんから、案外ここで悩んでいる人は多いのではないでしょうか。絶対に外せないポイントは、「自分の好きなテーマを勉強する」ということです。


私の経験上、何か成果を出すには、少なくとも10年は勉強し続けることが必要です。しかし、好きでなければ10年もの間貴重な早朝や休日の時間を費やすのは困難でしょう。「こういうテーマが流行っているから」「経歴に箔がつきそうだから」といった損得で勉強する内容を決める人は多いようですが、本当に興味がないものはやめた方がいいと思います。


どういう順番にみればよいのかがわからない図は、いい図解とはいえません。本来はみる人が自然に読みたくなるように、読み方の強制をしないことがベターですが、あまりにゴチャゴチャしていたり、情報量が多すぎる図では、見る人も読む気をなくしてしまいます。複雑な構成にせざるを得ない場合は、読む順番がわかるように、①、②、③……と補助的な番号を振ってもいい。番号は、時間の経過など性格に表現したい場合にも有効です。


パソコンで図をつくると、気軽に色をつけられるせいか、カラフルに描く人が多いもの。しかし、読み手は-度に多くのことを認識できないため、色とりどりの図は相手を混乱させる恐れがあります。図はできるだけ読み手に負荷を与えないように、黒1色で描くことを心がけましょう。どうしても色をつけたい場合は、黒1色でもわかるように図を一度完成させたうえで、強調したい部分にだけ色をつけるとよいでしょう。


図をつくるときは、まず骨格となる構成を固めてから、図を理解してほしい相手によって表現を考えるとよいでしょう。上司にみせるのか、お客様にみせるのかによって表現スタイルは大きく変わります。たとえば、お客様であれば、言い回しを丁寧にすることはもちろん、お客様を中心としたレイアウトにするという配盧が必要です。また、お客様が一般消費者なら、柔らかい言葉遣いや、ときにはイラストを使うのも有効です。


複雑に要素が絡み合った問題も、マルと矢印を使って関係性を図解すれば、わかりやすく伝わります。


スケジュールが狂ってしまう原因は、他人の都合に安易に合わせることにあります。突発的な仕事の依頼を何の方針もなく引き受けてしまうから、予定がズタズタになる。時間のコントロール権を確立する。つまり、「時間主権の確立」が大切。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ