中野孝次の名言 一覧

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中野孝次のプロフィール

中野孝次、なかの・こうじ。日本の作家、ドイツ文学者。千葉県出身。大工の父の教育方針から旧制中学に進学できなかったため、猛勉強で専検に合格し、旧制中学卒業資格を取得。その後、旧制第五高等学校(のちの熊本大学)を経て、東京大学文学部独文科を卒業。会社員を経たのち、國學院大学で教鞭をとる。その後同大学文学部教授に就任。『ブリューゲルへの旅』で日本エッセイストクラブ賞、『麦熟るる日に』で平林たい子文学賞、『ハラスのいた日々』で新田次郎文学賞、『暗殺者』で芸術選奨文部大臣賞を受賞した。そのほか、ベストセラーとなった『清貧の思想』などを含む数多くの著作を残した。

所有が多ければ多いほど人は心の自由を失う。


世間ではともすれば金銀でも持ち物でも多く所有すればするほど人は幸福になると信じているようであるが、これくらい間違った考え方はない。


日本にはかつて清貧という美しい思想があった。所有に対する欲望を最小限に制限することで、逆に内的自由を飛躍させるという逆説的な考え方があった。


生きている間に生を楽しまないでいて、いざ死に際して死を恐れるのは道理にも合わぬことではないか。人が皆このように本当に生きているいまを楽しまないのは、死を恐れないからである。いや、死を恐れないのではない。死の近いことを忘れているからに他ならない。


自分が生きて存在しているという、これに勝る喜びがあろうか。死を憎むなら、その喜びをこそ日々確認し、生を楽しむべきである。


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