中谷巌の名言 一覧

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中谷巌のプロフィール

中谷巌、なかたに・いわお。日本の経済学者(マクロ経済学)。大阪出身。一橋大学経済学部卒業後、日産自動車を経て、ハーバード大学大学院に留学。同大学院経済学部助手に就任。ハーバード大学で博士号を取得。ハーバード大学で講師を務めたのち帰国し、大阪大学経済学部助手を経て、一橋大学商学部教授に就任。そのほか、複数の企業での社外取締役、多摩大学教授・学長、三和総合研究所(のちの三菱UFJリサーチ&コンサルティング)理事長などを務めた。著書に『入門マクロ経済学』『転換する日本企』『資本主義はなぜ自壊したのか』『愚直に実行せよ!人と組織を動かすリーダー論』など。

「金融市場が大きく揺れても影響を受けない企業体質」をどうすれば創り上げることができるのか、経営者は必死に模索すべき。


昔から言われる「三方よし」、つまり「自分よし、相手よし、社会よし」という考え方が企業経営においても見直されるべきでしょう。


日本企業の強さの源はどこにあったのか。私は、やっぱり中間層の強さにあったと考えています。欧米では、それこそ1%くらいのすごいエリートがいて、彼らが社会なり会社をリードしていく。日本はかなりレベルの高い中間層がたくさんいて、この人たちが結束してすごいことをやってきた。それが、強い競争力を生んだわけです。日本企業を復活させるには、彼らの本当の力を発揮させることが一番です。


企業にはもうちょっと踏みとどまってほしいと思います。簡単にリストラをしたり、派遣社員やパートに依存するようなことでは、長期的には社員のモチベーションは下がってしまいますから。


資本主義の本質をいろいろ分析していくうちに、気が付いたことがあります。西洋が引っ張ってきた資本主義社会というのは、市場によって価値を「交換」させることによって成り立っています。逆に言えば、市場で交換できないものは価値がない、とするわけです。しかし、家族同士の愛情とか、地域社会の助け合いとか、人と人との絆とか、市場で交換できないものはたくさんあります。そうしたものがないがしろにされてきた結果、コミュニティが崩壊し、社会が荒れてきました。このあたりで一度立ち止まって、このままでいいのだろうか、と議論を始めないといけないと思います。


ミクロの企業は、経営者がしっかりして、世の中が求める商品やサービスをきちんと作り、社会のニーズに応えている限りはうまくいきます。もちろんマクロの状況にも影響を受けますが、金融市場が大きく揺れているからどうしようと慌てふためくのではなく、為替や株式の動向に一喜一憂しなくても済むような堅牢な経営体制をつくることこそが経営者の仕事です。


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