中嶌武夫の名言 一覧

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中嶌武夫のプロフィール

中嶌武夫、なかじま・たけお。日本の経営者。ナカリンオート、メルセデスベンツ専門ディーラーのシュテルン中央創業者。兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。小学校の代用教員を務めたのち軍隊に招集される。軍隊に入って2ヶ月で太平洋戦争が終結。上京し、自転車屋のアルバイトとなる。その後、勤めていた自転車屋が倒産したのをきっかけに、負債ごと経営権を譲り受ける。自転車屋からスタートし、自動車関連の商売で大きな成功を収めた。主な受賞に運輸大臣賞、黄綬褒章。

商法は日々新たなり、商道は不変なり。


ナカリングループの理念は、三者鼎立(ていりつ)の原則です。お客様と会社と社員が三者等しく共に、どこにもかたよらず、本当に喜び満足を感じるようにすることこそが商売なのです。


「なろう」と強く思わなければ、日本一にはなれません。


お金を儲けて財産を残すというのも、ひとつのやり方でしょう。しかし私は、それがすべてではないと思っています。目標を自分で立てて、その目標に向かって精進努力をしていくことに生きがいや喜びを感ずることこそが大事ではないのかと。


遺伝子工学者の村上和雄先生によると、人間がこの世に生まれ合わせるというのは、一億円の宝くじに百万回連続当選したようなものだそうです。人生とはそれだけ貴重なものであるということ。ならば、残された時間を大切に過ごしたい。遊びたいだけ遊び、おいしいものをたくさん食べ、面白おかしく生きるというのもひとつの考え方でありましょうが、私はそう思いません。自分の立てた目標に向かって一歩でも近づくべく精進努力することこそが、生きがいではないでしょうか。


掃除は自宅のトイレをきれいにするのは基本。会社でも、地球を磨くくらいのつもりで掃除をする。お店でかたちばかりの礼儀作法や清掃の仕方だけ身につけても、お客様に満足していただける日本一の販売店にはなれません。


社員がきちんとあいさつができて礼儀正しくあらねばならないことは言うまでもありませんが、これは社員が家庭の中でもあいさつする習慣ができていないとなかなかむずかしい。夫婦や親子のあいだで「おはようございます」と毎朝言っていることが積み重なってようやく社風にも反映されるのです。


私の会社の場合、メルセデス・ベンツの販売台数では日本一になりました。しかしそれは、私の考える日本一ではない。「あのシュテルン中央という会社のお店でベンツを買いたい」とお客様に思っていただけるようになって初めて日本一だということです。


私自身についてはまず、お客様に喜んでいただくことに何のこだわりもなく素直に「ありがとう」と思える自分でありたい。そして、逆にお客様のほうから「ありがとうね」と、口には出していただかなくとも、心の中で思っていただける自分でありたいとも思っています。


人間は必ず旅立ちます。それは間違いありません。そのとき、「この世に生まれてよかった」と思い、手を合わせて「ありがとうございました」と言って、あの世へ行きたいものです。


「お客様の喜びが自分の喜びになる」という喜びの境地に達するのには時間がかかりました。私は三者鼎立(ていりつ)の原則を毎日唱えて50年になりますけれど、以前はやっぱり、お金を儲けたいという気持ちが先にきました。でも、年齢が80歳を過ぎたころから、そういう気持ちがなくなったのです。金を儲けることよりも、お客様に喜んでいただけるかどうかが本当に大事だと。喜んでいただければ、「人様に迷惑をかけずに済んだ」「ありがたいことだ」という充実した気持ちで人生をまっとうできるのではないかと、そう思っています。


4年後は当社の創業70周年、私は92歳になりますが、その日までに「日本一クラブ」をつくりたい。これは私の夢。どんな業種、商売でもいいから、それぞれの分野で日本一をめざす人の集まりをつくりたいんです。それにはまず当社自身が、日本一と認めてもらわないといけません。


正直なところベンツを扱うことができなかったら、(ナカリングループの)経営は縮小せざるを得なかったかもしれません。三菱自動車さんのお世話があって、ベンツを扱わせていただくことができました。そういうわけですから、三菱自動車さんのディーラーとしての仕事も大事なのです。お世話になったことを忘れてはいけません。


お客様から、「中嶌君、いつまでも自転車いじってないでオートバイをやらないか」と言われて、「はい、やります」と。それでオートバイを扱うようになると、「自動車もやれよ」と。そうやって、お客様に導いていただきながらやってきたということなんです。


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