上野金太郎の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

上野金太郎のプロフィール

上野金太郎、うえの・きんたろう。日本の経営者。メルセデス・ベンツ日本社長。東京出身。早稲田大学社会科学部卒業後、メルセデス・ベンツ日本に新卒採用一期生として入社。営業、広報、ドイツ本社勤務などを経験したのち、企業広報部長、社長室部長、取締役、販売店ネットワーク担当役員兼人事・総務部ディレクター、副社長などを経て社長兼CEO(最高経営責任者)に就任。

販売台数でいい成績を残したからといって、顧客満足度が落ちてしまっては何の意味もない。


国籍に関係なく、いいと思うものはどんどん取り入れていきたい。


わが社には、これをやりたいと手を挙げる人間に積極的にチャンスを与える風土があります。


部下のアイデアをいくら集めたところで、結局、どれが成功するかなんてやってみなければわかりません。最後は「よしこれで行こう、責任は俺が取る」と経営者が判断を下す以外にない。新しい展開は、常にそこからしか始まらないのです。


何事にも120%のエネルギーを注ぎ、本物以外は認めないのがメルセデス・ベンツの哲学です。


いままで接点のなかったお客様にリーチアウトするには、いままでと同じことをやっていてはダメです。


「日本のお客様は熱しやすく冷めやすい」というのは実はその通りなんです。ですからつなぎ止めるためには、何度も熱し直す必要がある。それには、お客様に継続的にメッセージを送り続けることがとても大切です。


右肩上がりは経営者が目指すべきもの。新しい試みへの挑戦はブランドの鮮度を保つためでしょう。


社員には「食わず嫌いになるな」とよく言っています。私自身、一番きつかった部署での日々が、一番充実していたと思うんです。


うちは自由でフランクな社風がある。義務を果たせば、次の仕事に向かって意欲的に挑むことができ、楽しく生きることができる。


私のモットーは「権利を主張する前に義務を果たす」です。


うちの会社は、さすがに「失敗してもいい」とは言いませんが、多くの上司が「失敗したら俺たちが面倒を見てやる」という姿勢を持っています。何事もやってみなければわからない。何事もチャレンジしてみようよと。斬新な発想を持った人材が育ちやすいとすれば、こうした企業風土があるからかもしれませんね。


メルセデス・ベンツ日本トラック部門の立て直しと撤退を担当したことは、いい経験になりました。小さな会社を経営したのと同じぐらいの、大きな経験をさせてもらったと思っています。


いまの新入社員たちは、僕らの世代がひとつひとつ体で覚えていったことを、わずか2時間ぐらいで理解してしまいます(笑)。ただし、いくら頭で理解しても、それで仕事ができるわけじゃない。頭だけでもダメだし、口だけでもダメ、手だけでもダメ。重要なのは、総合的な人間力じゃないでしょうか。そういう意味で、やっぱりチャレンジは大切だと思います。総合的な力をつけるには、チャレンジするのが一番ですから。


現在の社内の教育制度は非常にしっかりしています。新卒で採用して、3年間で一人前に育て上げることを目標にしています。


実際、いろいろなセクションを経験した人間のほうが、結果的にいいポジションについています。なかには、僕はここから動きたくないという人間もいますが、スペシャリストとして生きていく道はあっても、出世には限界があると思います。


僕自身、営業を皮切りに、広報やって、ドイツへ行って、社長のアシスタントやって……。とにかくいろいろなセクションを回されましたが、無駄になった仕事はひとつもありません。後になって必ず役に立つ場面があるのです。


仕事って、ひとつの角度から見ていると全体像が見えないんです。営業サイドから見たり、広報やアフターケアの視点から見たり、いろいろな角度から見ないと全体像がわからない。


入社した当時のメルセデスベンツ・ジャパンはまだ教育制度なんて整っていない時代で、ひと言で言えば、とにかくやってみて体で覚えろという教育でした。朝起きると自宅からそのまま港に行って、船から降りてくる車を一台ずつ検品して、ガソリンを入れて、工場に寄って1日2回のメール便でディーラーとやり取りして、その後会社に行って来月の発注をして、週に一度は輸入通関をやって……。外国の車を輸入して販売ルートに乗せるという一連の仕事を、すべて一人でやらされたのです。しかも、事前の教育などなしにともかくやってみろというスタイル。まさに、体に叩き込まれたわけです。だから、社員がいい加減なことを言っているとすぐにわかる。僕は、一人ですべてをやりましたから。


中途採用者や出向者のようにベースを持っていない新卒社員でもちゃんと階段を上っていける環境があることは、会社組織にとってとても重要なことだと思います。それがなかったら、意欲が湧きませんからね。


履歴書を持って設立間もないメルセデス・ベンツ日本の受付に行きました。完全な飛び込み就活です(笑)。たぶん、向こうもいきなり学生が履歴書持ってきたからびっくりしたんだと思いますが、翌日、二人の副社長が面接をしてくれて、「オレはいいと思うけど、どう?」「うん、いいんじゃないの?」という感じで、結局、わずか一週間で採用が決まってしまったのです。


六本木の「メルセデス・ベンツ コネクション」も設立当初から会員の方にメールをお送りしており、今週は浴衣イベントをやります、来週はバーベキューをやります、再来週はどこそことコラボやりますと、絶え間なくイベントを打っていますが、お客様の反応は「次は何やるの?」です(笑)。顧客をつなぎ止めるためには、ポジティブなサプライズの連打が絶対に不可欠だということです。


販売店に寄せられたお客様の声が、確実に我々にフィード・バックされています。メルセデス・ケアという新車の3年間保証のサービスも、販売店からのフィード・バックを受けてつくったものです。


「メルセデス・ベンツコネクション」の店員は、その魅力を深く知ってもらうために、あえて自分たちでは売りません。あくまでもメルセデス・ベンツのそばでコーヒーを飲み、食事をしていただくだけ。そうやって親しんでいただくなかから「欲しい」とおっしゃるお客様が現れたら、販売店につなぐ。いきなり売ろうとするのではなく、段階的に認知を高めていただくことによって、新しい顧客の開拓につなげていきたいわけです。


小型車のターゲットとなる新しいお客様との接点の拡大には、プレッシャーフリーの環境でクルマに触れていただくことがどうしても必要だと考えたのです。普通のショールームだと、外から見てちょっとカッコいいクルマだなと思って店内に入っても、すぐにセールスマンが寄ってきてセールストークを始めるので、「うっ」となるでしょう。
【覚書き|カフェやレストランを併設したショールームをつくった理由についての発言】


輸入車の中でも、とくにメルセデス・ベンツは普遍性のあるしっかりとした販売店のネットワークを築けていると思います。おそらく9割以上が、ここ何十年も一緒に仕事をしてきた販売店であり、手に手を取り合ってともに成長してきた関係にあります。そうした継続的な絆づくりが、結果としてお客様との距離も縮めるのです。


新しいAクラス自体が、単にメルセデス・ベンツのエンブレムをつけただけの小型車ではない。しっかりとメルセデス・ベンツのテクノロジーが移植された本物です。ドイツ人は頑固ですから、そういう哲学は非常にしっかりしています。


クルマのショールームなのに、クルマを売らないでコーヒーを売り、料理を売る……。「メルセデス・ベンツ コネクション」のコンセプトを本社に提案したとき、最初の反応は「何ですか、それ?」でした(笑)。本社とはコンフリクト(葛藤)の連続でしたが、最後の最後にドイツまでショールームの模型を持っていって、「ここまでできているんだから、やらせてくれ」と。それでようやくGOサインが出ました。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ