リンダ・グラットンの名言 一覧

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リンダ・グラットンのプロフィール

リンダ・グラットン。イギリスの経営学者。ロンドンビジネススクール教授。専門は経営組織論。組織におけるイノベーションを促進するホットスポットムーブメントの創始者。著書『ワーク・シフト』がベストセラーとなった。英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」に選出された。また、シンガポール政府のヒューマンキャピタルアドバイザリーボードメンバーなどを務めた。

どんな分野でも変化のスピードが加速する。そしてそれは止まることがありません。


変化し続ける社会で大切なことは、自分とはどういう人間であり、自分の価値は何であるかを理解し、目標を持つことです。


大切なのは傾聴です。お互いの話を聞かない人が結構います。部下の話に耳を傾けることで現場の動きを把握しましょう。


日本企業にも多く見られるのが、全員一致でないと決められないという風土です。多様な声を聞くだけではスピードが落ちてしまいます。全員一致でなくても、前に進めるルールづくりが大切です。


学び続けなさい。学習は20代前半で終わるのではなく、死ぬまで続くと見るべきです。


深く、そして絶えず学び続けることが大切です。企業の枠を超えた普遍的なスキルや知識を学び、実践する必要があります。


私の友人の一人に、ウォレン・ベニスという南カリフォルニア大学の経営学の教授がいます。彼は87歳ですが、いまだに授業を受け持ち、ブログも日々、書いています。重要なのは仕事に対して好奇心を持ち続け、それによって常にわくわくすることです。


3つのタイプの人的ネットワークを築くことが重要です。1つは志を共有した仲間であり、2つ目は様々なアイデアや示唆を与えてくれる主にバーチャルの世界のネットワーク、3つ目はあなたの精神的な支柱となってくれる顔見知りの関係です。日本においては、2つ目のネットワークが特に大切になると思います。その際には英語が必須になるのは言うまでもありません。


働くことを楽しもう。仕事が楽しくなる要因は2つあります。自分の裁量が広範に効くことと、自分の成果に対して同僚からフィードバックが存在することです。実際、そのメカニズムを職場に取り入れて、社員の働く意欲を高めている企業もあります。


社会変化は小さな子供たちには、より大きな影響が出るでしょう。あなたに子供がいるなら、日本で、そして世界でいま何が起こっているか、何が変わりつつあるかをしっかり伝え、教育されることをお勧めします。


欧米でも、15年ほど前までは、企業と労働者の関係は親子のようなものでした。でも、この関係が、両者が互いに独立した、大人と大人の関係に一変しました。日本も次第に移行していくでしょう。


子供ではなく大人であれ。企業との関係も、大人と大人の関係であるべきで、いつも言われた通りにすればいいわけではありません。自分は何に興味があるのか、何にわくわくするのか、人生で成し遂げたいことは何か、そのためにはどのくらいのお金が必要なのか、すべて自分で考え、決めなければなりません。


すでに、国籍に関係なく優秀な人材がどんどん発掘され、活躍する時代に入っています。先日のダポス会議では、ビル・ゲイツの横に、パキスタンから来た11歳の少女が座っていました。スタンフォード大学の物理学教授が自分の講義をオンラインで公開し、世界中に受講生を募ったところ、彼女が応募してきて、全受講生のなかで最も優秀な成績を収めたそうです。わずか5年前であれば、パキスタンの少女が世界最先端の物理学の講義を受けたり、国際会議でビル・ゲイツの隣に座ったりするような機会が与えられることはまったく考えられませんでした。


起業家を育成するのは教育の問題だけでなく、社会風潮の問題もあります。たとえばシンガポールの優秀な若者の多くは政府に就職します。一方、インドでは優秀な若者ほど起業家になる傾向が強い。インド発の優良企業が増えているのも、そういう土壌があるからだと思います。


マクロで見ると、労働市場に過剰な規制がかけられていると、企業を起ち上げるのが困難になり、結果として、起業家育成の土台が阻害されてしまいます。雇用創出力の増大には、そうした小さな企業の立ち上げが一番寄与できるにもかかわらず、です。一国の経済を活性化させるには、やはり起業家、特に若手起業家の育成が非常に重要だと思います。


政府が若者の失業を減らすためにやるべきことは2つあります。ひとつは規制緩和です。スペインが典型的ですが、労働市場が規制に守られ硬直的だと、いったん雇い入れた労働者を解雇できず、若者が新規採用されない。そうならないために、雇用規制を緩和する必要があります。もうひとつはシグナリングといって、今後、どんな仕事の需要が増えそうか、という情報を若者に与えることです。


若者の失業を減らすには、大学が単なる学問の府から脱して、仕事につながる教育や訓練を提供しなければなりません。


これからの時代、鍵を握るのがまず認知能力です。もうひとつは決断力です。ひとつのことに集中して取り組むことができるか。これも非常に大切です。


日本の皆さん、我々ヨーロッパ人のように、もっと休暇を取って、ゆったりと人生を過ごしましょう。人の一生はますます長くなる。「シフト」に大切なこともきっと見つかるはずです。


「漫然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生が待ち受けています。


これからの仕事の世界で重要になっていく「3つの資本」

  1. 「知的資本」……知識と知的思考力を指します。
  2. 「人間関係資本」……人的ネットワークの強さと幅広さのことです。
  3. 「情緒的資本」……あなたが自分自身について理解し、自分の選択について深く考える能力、そして勇気ある行動をとるために欠かせない強靭な精神力をはぐくむ能力のことです。

私たちは近い将来、際限ない消費に終始する生活を続けるか、情熱をもってなにかを生み出す生活に転換するか。その選択を迫られるようになるでしょう。


同じ要因から「暗い未来像」も「明るい未来像」も描くことができます。たとえばテクノロジーの進化とグローバル化の進展により、「1日24時間・週7日休みなく仕事に追われ、家族や隣人との関係が希薄になる」ような未来がもたらされるかもしれない一方で、「世界の50億人もの人がインターネットでつながり、協力して難題に取り組むことができ、地球上のすべての子どもたちが人類の英知に触れられるようになる」ような未来がもたらされるかもしれません。同様に、エネルギー価格の高騰、高齢化といった要因にも二面性があります。


「あなたは誰と、どこで、どんな仕事をしていたいですか?」いま、それを考えることで、10年後、20年後の働き方が大きく変わってくる可能性があります。私たちの課題は、変わりゆく時代のなかで、明確な意図をもって職業生活を送ることです。


グローバル化によって世界の様々な人たちが繋がれば、意思決定が複雑になり、企業の成長を阻害します。それを防ぐためにグローバル企業が実践しているのが「経営陣のスリム化」です。例えばユニリーバでは7人以上は増やさないと決めています。


私は社会学、心理学、人類学、経済学など幅広いジャンルの本を1年間におよそ100冊読んでいます。本選びの基本は、「書評を読んで興味の湧く本」「本に出ている面白そうな参考文献」「世界中の友人から聞いて興味を持った本」の3つです。関心を持っている著者の本はすべて読むようにしています。


グローバル企業のリーダーが間違った意志決定をする原因のひとつは、24時間対応と出張の連続によるストレスです。グローバル化によって意志決定が複雑になる中で、疲れたときに意志決定をしないために、十分な睡眠の確保や長時間働くことを防止するなどリーダー自身がストレスレベルをチェックすることが求められます。


本はまず最後までパラパラと読み飛ばします。読む価値のある本でない限り全体に目を通すことはありません。読む価値のある本とは、知らないことが書いてあるかどうか、あくまで私個人の考え方で判断しています。知らないことがあれば下線を引きながら、3、4時間で1冊を読み終えます。何冊かは数年に一回読み返しています。


グローバル化の中で企業が成長していくうえで不可欠な命題が社内外でのコラボレーションやコミュニティとの協働です。日本人は自然にコラボができる資質や文化を持っている点が強みだと思います。西洋の企業はコラボレーションができる文化を喉から手が出るほどほしいと思っています。


海外の人たちは日本企業といえば、常にピラミッド型を想像します。つまり、上のリーダーが指示し、その下は言われたことをするというイメージです。しかし、階層的な手法はグローバル化すると通用しなくなります。


世界を知るには、いろんな国を見たり、仕組みを学ぶだけではなく、自分と違う何かを受け入れることです。つまり、世界の一員になる必要があるのです。


未来のリーダーは複雑化した世界の中でリーダーシップを発揮しなければなりません。しかし、矛盾も当然発生します。たとえばローカルな存在でありつつもグローバル化していく企業の姿も矛盾のひとつです。そこで矛盾する世界を克服するためにリーダーは「内なる旅」と自分の殻を破って未知と出合う「外への旅」に出なければいけないと考えています。内なる旅は内省すること。自分自身は何者なのか、自分の価値観は何なのか、あるいは自分は何を大切にしているのかについて深く考え、声に出して表現することが必要です。内省の結果、今までと違うやり方をしなければいけないことを認めるには勇気が必要です。しかし、すばらしいリーダーになるための条件だと思います。


激しい流れに飲み込まれることなく企業や個人がこの時代を生き抜くにはレジリエンス(復元力)が必要です。強い力を持って元の形状に戻る力を養っていかなくてはなりません。


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