ラース・レビアン・ソレンセンの名言 一覧

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ラース・レビアン・ソレンセンのプロフィール

ラース・レビアン・ソレンセン。デンマーク出身の経営者。製薬会社「ノボノルディスク」社長兼CEO(最高経営責任者)。デンマーク王立獣医農業大学(のちのコペンハーゲン大学ライフサイエンス学部)卒業。ノボノルディスクに入社。ハーバード・ビジネス・レビュー世界CEOランキング1位を獲得した。

新薬の開発はコンセプトから始まり、製品になるには20年前後かかります。ですから、経営は長期的な視点で考えなければいけません。


我々も、会社の規模が小さかった時は研究開発資金を集めるのに苦労しました。そうした状況から、領域を糖尿病に絞ることを決断しました。製薬会社としては世界15位前後の規模の経営資源をすべて傾注できるようになり、糖尿病で十分な競争力を持つようになったのです。ですから、新しい領域に出ていくことは考えていません。


彼ら(糖尿病患者)の人生は我々の薬にかかっている。そんな責任感があるからこそ、間違った道を選ばないようにしなければなりません。究極的には、糖尿病の根治を目指しています。


日本法人での会議に出席したのですが、社員から質問が出ました。「糖尿病が根治したら、自分たちの職がなくなるのではないか」と。社員は心配しているわけですね。しかし、患者が何を望んでいるかを聞けば、根治という答えが返ってくるはずです。世界で4億人が悩んでいるとんでもない病気がなくなるのだとすれば、ライバルではなく、我々こそがそれを実現する企業として手を挙げたいと思っています。


ビジネスを長期的な視点でとらえれば、企業の社会的責任は重要な問題です。例えば温暖化ガスの排出、効率の悪いエネルギー、環境に負荷をかける廃棄物……。これらの問題は、将来的に法律で規制される可能性は高い。そうなれば結局はコスト増につながり、財務を圧迫することになります。


デンマークは国土が小さく、資源も少ない。共存共栄の考え方を持たなければ、生き残れません。そうした点は日本も同じで、米国の企業とは大きく異なる部分だと考えています。


大がかりなM&Aでは本当の意味での価値を作ることができない。革新的な技術力がなく弱点がある企業が、他社を買収しようとします。そうしてコストを削減し、財務状況が改善したように見せかける。そういった方法では、問題の本質は何も解決しません。


私はもともとCEOになるべき人間だと思ってはいませんでした。だからこそ、CEOの責務の大きさをよく分かっています。新製品を生み出し続け、しっかりとした事業基盤を作る。その点に尽きると思っています。


我々がほかの製薬会社と異なるのは、デンマークの財団が株式の25%を保有している点です。財団は勝手に株を売却できません。四半期ごとの一時的な業績向上を求める株主からのプレッシャーが少ないため、長期的な価値創造を志向して経営ができる環境があります。


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