ハーマン・サイモンの名言 一覧

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ハーマン・サイモンのプロフィール

ハーマン・サイモン。ドイツ出身の経営思想家、経営者。コンサルティングファームのサイモン・クチャー&パートナース創立者。ボン大学経済学部卒業、同大学で博士号を取得。ドイツのマインツ大学教授、ビーレフェルト大学教授として経営管理を教える。また、コンサルティングファーム・サイモン・クチャー&パートナースを共同設立。ドイツ語圏でピーター・ドラッカーに次ぐ影響力のある経営思想家と言われている。著書に『グローバルビジネスの隠れたチャンピオン企業』『隠れたコンピタンス経営 売上至上主義への警鐘』ほか。

どんな企業だって永遠に生きられる保証はない。生き残るすべは、革新を起こし続けること。


「顧客が何を求めているか」に立ち返ることが重要だ。独り善がりのこだわりはコアコンピタンスではない。


危機的な時期を経てドイツ人はイノベーションだけが自分たちを救うのだと自覚しました。すべての産業でイノベーションの波が起こりました。


ブランド力が本物であれば、もっと高い価格で売れるはずです。シェアを追い、量で勝負するのではなく、少量で利益を得る方向にシフトすべきです。


日本製品の品質は完璧とも言えるでしょう。しかし高価格につながるながるブランドイメージには欠けています。そこで市場シェアを追求する限り、値下げによる価格競争に巻き込まれざるを得ないわけです。


高級品市場は劇的に成長しており、収益率も高く、市場の潜在的な規模も大きい。超先進国は、上級セグメントを狙うべきです。日本企業は高品質、精密さ、上級サービスを届ける能力はあるのですが、ブランドや高級感の創出力に欠けており、技術的な強みを活用しきれていません。


ドイツの強い中小企業の工業製品は、市場全体より15~20%のプレミアム価格がつき、世界の市場を牽引しています。ひとつひとつは小さいかもしれませんが、高価格帯で売る努力をすると、主要セグメントより量のシェアは小さくなりますが利益は高まります。利益の面からも、市場シェアを最重視するのはやめるべきです。


日本企業の弱みは、高級ブランドを作り出してグローバルでプレミアム感を創出するのが苦手なことでしょう。皆、ソニーもトヨタもパナソニックも知っているなど、知名度の高い日本企業は多い。しかしそれらのブランドに高級な価値を感じて、20%多く払いたいとは思いません。


ある日本の大手グローバル企業のマーケティング担当者にプレミアム価格をつけて売るようご提案しましたが、部門のトップは「しかしそれではシェアを失う」と言いました。全員そこで沈黙です。その企業では自発的にシェアを諦めるというのは絶対にタブーなのです。


当社で世界中の企業管理職4000人に「価格戦争」について聞いたことがあります。世界全体では46%の回答者が価格戦争に陥っていると答えました。とくに日本では84%です。世界全体に比べてはるかに高い。これが低収益率の主要な原因です。


ドイツでは国際化の重要性が理解されています。小学校の頃から、大量の交換留学を行っています。もし国際経験がなければ出世できません。出世するためには海外で経験を積む必要があります。それどころか国際経験のない人間はいい仕事に就くことができません。


ドイツの強みは技術力がありグローバル化した強い中小企業が多く、全国に分散していることです。分権化の最大のメリットは優秀な人材が国中に散らばり、一極に集中していないことでしょう。ところが日本は東京一極集中です。


国が輸出で強いポジションを維持するには大企業だけに頼ってはダメです。日本はグローバルで事業展開する中小企業を増やすべきですし、できると思います。技術力の高い中小企業が多いのですから。


日本の中小企業は、その多くが商社を通じて海外と取引し、自分自身でプレゼンスを築いてきませんでした。しかし企業は今後、顧客とダイレクトにつながることが一番重要だと思います。


価格の話は大変重要です。当社が実施した世界価格調査の印象では、ブランド力は大きなテーマのひとつでしょう。ソニーやパナソニックがなぜ10~20%上乗せの価格で売り、消費者を引きつけることができないのでしょうか。利益にかなり影響します。


ドイツ企業の輸出競争力は、製品力に強みのある中小企業に下支えされています。日本も、素晴らしい中小企業が全国にたくさんあるのに、ドイツの中小企業ほどグローバル化していません。大企業の下請けで終わっているのはもったいないと思います。大企業も中小企業が世界で販路を拡大するに際して足を引っ張るべきではない。


顧客や仕入れ先と今まで以上にオープンな関係を築くことができれば、要望にいち早く対応できるし他社との違いも出せる。もっとも、何でもオープンにすればよいわけではなく、優位性をもたらす部分は内部にとどめて独自に育てるべきだ。


インダストリー4.0は「顧客により高い価値を提供するもの」だと私は解釈している。世間で語られている「デジタル化」はそれを達成するための道具にすぎず、目的でもなければ心でもない。


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