ダニエル・ピンクの名言 一覧

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ダニエル・ピンクのプロフィール

ダニエル・H・ピンク。アメリカの作家、ビジネスジャーナリスト。著書『ハイコンセプト ― 新しいことを考え出す人の時代』は12か国語に翻訳され、ベストセラーとなっている。そのほかの著書に『フリーエージェント社会の到来 ― 雇われない生き方は何を変えるか』。ノースウェスタン大学卒業、エール大学ロースクールで法学博士号(J.D.)取得。米上院議員の経済政策担当補佐官、ビル・クリントン政権下でロバート・ライシュ労働長官の補佐官、ゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務めた。その後独立し、ニューヨークタイムズやワシントンポストで記事や論文を執筆した。

モチベーションを高める方法は3つあります。ひとつ目は、なぜこれをやるのだろうと考えること。2つ目は、やる気が出ない自分を許さないこと。3つ目は、進歩のサイクルに自分を組み込むこと。


社員が最高のパフォーマンスを発揮できる職場環境を提供するのが、マネジメントの本質となります。


一歩一歩前進していけば、たとえ歩みは遅くても、明日には今日より確実に進歩した自分に会えます。そう思ったらもう一歩前に進もうという気持ちに自然となれます。


なりたい自分にすぐになれるわけではないので、地道な努力を続けながら少しずつ近づけばいいのです。現状に不満がある人は、その状態から脱するために、今日できることを書き出してみる。些細なことでも長期的にその方向を目指して進むことが大切なのです。


働く喜びを実感できる秘訣とは、「仕事の中に、心から楽しめることを見つけること」「自分の強みを見つけてそれを活かすこと」「日々の成長や進歩を確認すること」「新しいことを始めて、人間関係を広げること」そして「社会に貢献するといった大きな志を抱くこと」。この5つが、これからの時代のビジネスパーソンにとって幸福のカギとなると思います。


仕事におけるフロー(リラックスして極度に集中している状態)の体験と人生の幸福を切り離して考えることはできません。人生の満足感、充実感の源は働くことにあるのです。


感性や感覚は誰かに命令されて身につくものではありません。自律性を高めなければ、クリエイティビティは生まれないのです。


ごめんなさいと謝るときも、言葉だけでなく、相手の手に自分の手を重ねて謝った方が、申し訳ないという感じがよく伝わるし、信頼も生まれやすい。こうした身体的な接触は、機械で代用することが難しいため、自分の武器になるのです。


誰かのために役立つビジネスをしたいという長期的な目標があれば、短期間で燃え尽きることはないでしょう。


エクササイズを始めるとき、高校の同窓会に出席するために減量したいと考えるのは外的な動機づけです。それも有効だと思いますが、同窓会が終わったとたん、やる気がなくなってしまう可能性が高いのです。でも家族のためにもっと健康になりたいといった内的な動機なら、長期間の目的設定ができるので、モチベーションも維持しやすくなります。


自分が死んだ後、人にどのように思われたいか。理想とする自分の姿を思い描き、それを一言で表現するといいでしょう。「上司の命令に従うだけで、とてもみじめな人生を送った」と言われたいか、「健康に貢献する商品を開発して、人々の暮らしを改善した」「信頼される医師として、地域の子供たちを助けた」と言われたいか。そう自問することで、目指すべき方向が見えてくるのではないでしょうか。


本来なら、上司にフィードバックをもらいたいところですが、それが無理ならば、自分で自分を評価する機会をつくればいいのです。月初にゴール(目標)を決めて、月末に進捗に対する評価を下す。どんな点で目標を下回ったか、もっと進歩するためにはどんなことが必要か等々。それを振り返ることで、自分の進歩を確かめるのです。少しでも前に進んでいることがわかれば、それが明日のモチベーションにつながるはずです。


「アメとムチ」もごく短い期間なら効果があります。新製品を企画する際、「いいアイデアを出した人には、2000ドルのボーナスを出す」と上司が言えば、部下はやる気を出すでしょう。一生懸命に知恵を絞ります。でもアメ(報酬)はドラッグやカフェインのようなものです。脳への刺激は一時的で、効果は持続しません。また、必死になったからといって、必ずしもクリエイティブなものが生まれるわけではないのです。


周囲に流されないためには、どんな小さいことでもいいから、何かを始めることが重要です。


巨大な組織の中で、個人が短期的に何かを変革するのはとても難しいことです。ですが、人が変われば、企業も変わります。誰かが始めなければいけないのです。「何もしない」という選択肢もありますが、それではいつまでたっても何も変わりません。小さな一歩が大きな変化を生むのです。


自分にとって素晴らしい上司は、部下にとっても理想の上司に違いありません。自分がしてほしいように、部下にしてあげるのです。そうすれば、あなたの厚意に報いるため、部下も仕事で成果をあげようと努力するはずです。


仕事の内容が右脳的なものに変わっても、「アメとムチ」を使い続けている管理職は少なくないと思います。これは間違ったやり方です。アメとムチは創造性を蝕みます。


公認会計士になれば、当面の就職先は確保できるかもしれない。でも、その仕事の多くは、月給5万円の会計士がいるインドでもできる。また、アメリカの納税者のうち2100万人は39ドルで手に入るターボタックスというパソコンソフトで、自分で申告書を書いている。


自分の興味や希望に関係なく、就職のことだけを考えて資格を取るというのは、その人の人生の充実度という面から見ると大変危険だと思います。


20世紀には繰り返し作業の多い製造業が、低賃金を求めて、米国や日本からこれらの国々に移転しましたが、今度は基礎的な会計や財務分析、法律リサーチといったホワイトカラーの仕事まで、そういう国に流出し始めている。


これからの世界で成功するには、論理や分析などの左脳的能力だけでは不十分。それに加えて、低賃金国にアウトソースできないような、芸術性、共感性などが必要になっている。


日本人が論理思考に弱いという説は意外です。数学のように論理的、直線的な推論能力を比較する国際テストで、日本の生徒はいつもアメリカより高い得点を上げますよ。


先進国の仕事を、海外の安い労働力にも、処理能力が格段に高いコンピュータにも置き換えられないようにするにはどうしたらいいかを考えた結果、これからの時代に必要な6つの感性を特定しました。

  1. デザイン…実用性だけでは駄目。それを美しいプレゼンテーションでアピールする必要がある。
  2. 物語…論理だけでなく、説得力が必要。
  3. 全体の調和…個別事象の分析よりも、全体を見て総括する力。
  4. 共感…何が人を動かしているかを理解する。
  5. 遊び心…笑い、娯楽、ユーモア。
  6. 生きがい

『フリーエージェント社会の到来 ― 雇われない生き方は何を変えるか』という本を書いたとき、インタビューした起業家やビジネスマンの中には、美術や工芸、演劇などの学位を持っている人が多いということに気付きました。実際、今日の経済界で成功した人間を見ると、芸術的才能や人の共感を得る能力といった、これまでビジネスの世界では重視されていなかった資質が重要になっていることがわかりました。


単純作業や決まりきったルーチンワークであれば、交換条件付き(こうしたら、こうしてあげる)の動機づけでも効果的に働きます。しかし、現代の先進国におけるホワイトカラーの仕事は、内容が複雑で、なおかつ創造性を求められるものがほとんどです。この手の仕事を交換条件付き動機づけでやらせようとすると、効果がないどころか、逆にやる気が萎えてしまいます。


人間には自分の能力を伸ばしたいという欲求や、世界に貢献したい、歴史に足跡を刻みたいなど、高邁な目的があると俄然やる気が高まるという性質があります。


とくに若い社員は、自分たちの両親と同じように、管理されて働きたいとは思っていないということも、マネジャークラスの人間は知っておくべきです。


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