ジョセフ・トリポディの名言 一覧

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ジョセフ・トリポディのプロフィール

ジョセフ・トリポディ。アメリカのマーケティング実務家。コカ・コーラ米国本社のCMO(最高マーケティング責任者)。米ハーバード大学卒業、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで国際経営の修士号取得。米モービル石油、米マスターカードを経て、バンク・オブ・アメリカ、米オールステートでCMOに就任。その後、コカ・コーラへ移りCMOを務めた人物。

「正しいと思うならば崖っぷちまで進もう」というのが私の哲学です。奈落の底に落ちそうになれば、引き返せばいいのです。


ブランドは企業が持っているものと考えがちですが、それは誤りです。むしろブランドを認知して購入する消費者がブランドを持っているのです。


最悪なのはリスクを避けることです。リスクをとらなければ、ブランドはおかしくなり、究極的には失敗します。いつも新しいことに大胆に挑戦し、攻撃的であって、学ぶことに貪欲でなければなりません。


ブランドが死に絶える理由は、顧客との適切な関係が失われることにあります。それを避けるには、イノベーションを継続的に起こす必要があります。


新しい時代のマーケティングとは、商品ではなく、まず消費者に伝えたい「大きなアイデア(メッセージ)」を中心に据えなければなりません。この大きなアイデアを伝えるために、マーケティング担当者は消費者に対する様々な接触ポイントをつくるのです。


コカ・コーラというブランドは、時代や消費者とともに進化する必要があります。当社が抱えている非炭酸飲料の様々なブランドも同じで、変化し続ける必要があります。


マーケティングの様々な手法を試す場合は、本当に効果があったかどうかを、データに基づいた正確なフィードバックを集めて検証する必要があります。


広告では、従来と違って他社ブランドとのタイアップにも力を注いでいます。ターゲットとする顧客が同じならば相乗効果が生まれ、認知度が高められるからです。


マーケティング手法を変革するうえで、CMO(最高マーケティング責任者)の役割は極めて重要です。私の仕事は、多くの人を動機付けて、変化を加速させることにあります。


日本には、成熟市場で戦う上で役立つ様々なヒントにあふれています。2年前、日本では炭酸飲料は終わったと言われていました。それがコカ・コーラゼロの登場に刺激され、既存商品の売上も伸びました。日本における成功事例やノウハウを共有して、世界各地で展開することで、成長を加速させたい。


各地の現地法人と世界的な協力関係を機能させるうえで注意すべきことは、本社が成功するためではなく、現地法人や販売の現場が成功することを優先することです。本社が「全能な我々がコントロールする。命令を下すのが我々の役割だ」と思っていては成功しません。世界各地の現場は、相互作用の関係にあるのです。


コカ・コーラ本社は世界中の社員が、情報や意見を交換できる仕組みをつくっています。ある新しい炭酸飲料の立ち上げについて質問すると、様々な国で働いている約3500人のマーケティング担当者から一斉に返事が返ってくるのです。新商品を立ち上げる戦略をつくる際に、他国の経験を参考にできるメリットは大きい。短期間に学習効果を得て、成功戦略を構築することができます。


グローバルなマーケティングにおいては、中央集権型ではなく、協調型のマネジメントを心がけています。世界のコカ・コーラ社員が価値観や戦略を共有することが重要です。具体的には、世界各地で得られた知識や成功事例を、共有して移転する取り組みを強化しています。


社員や関係者がいろいろなことを感じると、多数のアイデアが出てきます。新しいアイデアはそれぞれの縦割りの組織に閉じ込めるのではなく、結び付けなければなりません。


私はCMO(最高マーケティング責任者)として、様々な関係者にインスピレーション(刺激)を与えることを重視しています。命令するのではなく、方向を示すことで、インスピレーションを感じてもらいたい。


「マーケティングとは広告宣伝である」というのは間違いです。マーケティングには市場調査、広告宣伝、IR(投資家向け情報)、広報、CSR(企業の社会的責任)、商品パッケージなど、ブランド価値を高く保つあらゆる活動が含まれます。


消費者が実際に飲料を買う店頭や自販機でも、そのブランドが持つ価値やメッセージを伝えられるように工夫しています。広告を見て、消費者が何かを感じて「買いたい」と思うところから、実際に購買がなされる売り場まで、メッセージが一貫していないと成功はしません。


実験的な取り組みを始めることを恐れてはいけません。商品パッケージでも、デザインでも、ラベルでも同じです。変化し、変化し続けなければブランドは衰退していきます。


従来のマーケティング手法は、広告のメッセージをテレビCM中心にばらまいて、上手く消費者に届くことを祈る「スプレー・アンド・プレイ(ばらまいて祈る)」方式でした。しかしメッセージの内容を、どのメディアを使い、どのような属性の消費者に対して、いつ発信するかを考える必要があります。より精密なマーケティングが不可欠です。


多数の商品ブランドを展開するには、マーケティング手法を変革する必要があります。いまは好調ですが、2001年頃のコカ・コーラの業績は伸び悩んでいました。景気停滞とライバルの攻勢に直面していたからです。その危機感もあって当社は、飲料の多様化を加速する戦略を強化し、マーケティングの仕組み自体を見直しました。


大企業はしばしば、非常に保守的になってしまいます。私の仕事は、伝統あるコカ・コーラのブランドを壊さずに、マーケティングを革新し、これまでとはもっと違うレベルに持っていくことです。


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