ジェームズ・C・コリンズ(ジム・コリンズ)の名言 一覧

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ジェームズ・C・コリンズ(ジム・コリンズ)のプロフィール

ジェームズ・C・コリンズ。ジム・コリンズ。アメリカの経営学者、経営コンサルタント。スタンフォード大学大学院修了。スタンフォード大学経営大学院で教授を務めたのち、経営研究所を設立。ピーター・ドラッカーの教え子の一人。企業経営本の世界的ベストセラー『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者。

不平を言わず、「やる」と言ったことを確実に実行すべきです。大言壮語してはばからない人は失格です。


嵐はいつでもやってきます。上手く対処できる態勢を日ごろから築いておく必要があります。


危機から見事に復活した企業は多数あります。復活に際してカギを握るのが人材です。人材面で経営者は3つのポイントを肝に銘じるべきです。

  1. やる気のある社員を見つけること。
  2. やる気のある社員の意欲を挫かないこと。
  3. 社員のやる気を維持するため、自ら手本を示すこと。

偉大な企業が道を間違い危機に直面する5段階

  1. 成功体験から生まれた自信過剰。
  2. 規律なき規模拡大の追求。
  3. リスクの危うさの否定。
  4. 救世主にすがる。
  5. 存在価値の喪失、もしくは消失。

肝に銘じておかなければならない現実があります。それは、イノベーションの先駆者になれたからといって競争に勝てるわけではないということです。イノベーションは良き社会を築くうえで不可欠なのですが、データを直視すれば、先駆者が市場の覇者になる確率は非常に低いのです。


研究の結果わかったのは、10X型企業(不確実な状況下で卓越した実績を出す企業)は幸運に恵まれて卓越した実績を出したわけではないということです。むしろ不運を跳ね返し、偉大になれたのです。


経営では「まず人選ありき(ファースト・フー)」。適材をバスに乗せ、適所に座らせ、「不適材」をバスから降ろす。そうすればおのずとバスの行き先は決まります。


どんな残酷な事実からも目を背けてはいけません。「10年後に我々はいまよりも格段に強くなっている」という確信を持つためには、目の前の現実を直視する必要があります。そうすれば、どうやったら現在の苦境から脱出できるのかがわかるはずです。


組織社会であれば「マネージする(管理する)」ことが重要なのですが、ネットワーク社会であれば「リードする(指導する)」ことがポイントになると思います。組織と違い、ネットワーク内ではあなたは他人に対して何の権限も持っておらず、管理ができないからです。権限がなければ、自らがリーダーシップを発揮するしかありませんからね。


私は通常、研究テーマは自分からは選びません。逆に研究テーマが私に食らいついてきて、私の頭から離れなくなるという感じなのです。「不確実・カオス的状況下でも躍進する企業が存在するのはなぜか」という研究テーマも、「疑問に答えてくれるまで、苦しくなっても手を離さないぞ」と言いながら、私に飛びついてきました。


危機をテコに成長する企業には3つの共通項があります。第一に強力な企業理念、第二に能力もやる気もある人材、第三に危機をチャンスへ展示させる発想です。


企業はこれから荒々しく、重力のように容赦のない環境で競争することになります。目先のコスト削減を優先し貴重な人材を手放してはいけません。いまこそ人材に投資すべきです。


私の研究チームの調べによると、適材には6つの特徴があります。

  1. 企業理念を共有している。
  2. 上から指示されなくても自主的に最大限の努力をする。
  3. 仕事を与えられているのではなく、責任を与えられていると自覚している。
  4. 有言実行する。
  5. 会社と仕事に対して情熱を見せる。
  6. 成功したときは仲間のおかげとし、失敗したら自分の責任にする。

最高の経営者でも人材採用で誤ります。そこから浮かび上がるのは、経験的検証を経ない限り、適材かどうかわからないということです。「経験的検証」とは、現場で一緒に働き、適材かどうか検証することです。採用時にどんな立派な履歴書や推薦状を見せられても、実際に一緒に働いてみない限り、適材とは判断できないからです。


コスト削減は「企業文化」だということです。たとえば米サウスウエスト航空は、好不況問わず、常にコスト管理を徹底しています。同社はコスト削減が企業文化として埋め込まれているのです。危機に見舞われてコストを減らさなければと慌てる会社とは違います。


20%のコスト削減が必要と考えて、全部門に対して一律20%のコスト削減を課すような企業には、まったく戦略要素がありません。コスト削減の戦略的判断には2段階あります。まず「どの事業を強化し、どの事業を縮小するか」、次に「どんなリストラでも、最高の人材は決して手放さない」ということです。


あなたも私も人間であり、創造したり、貢献したり、生産したりする存在です。この椅子や机はコストですが、あなたはコストではありません。当たり前のことですが、この当たり前のことを忘れている経営者は少なくありません。


むやみに雇用維持にこだわったり、採用に走ったりするのも正しいとは言えません。会社の戦力に加えるのにふさわしい適材の維持・採用こそが決定的に重要です。企業にとって最重要な資産は人ですが、誰でもいいわけではありません。適材こそ最重要な資産です。


胆に銘じておくべきことは、将来の予測は事実上不可能だということです。危機がどれだけ長引くのかわからないし、危機の後に何が訪れるのかもわからないのです。しかし、予測不可能な世界にいるのなら、その制約の下でどう対応すればいいのかを冷静に考えるべきです。


日頃から人的資本への投資を惜しんではいけません。現在の経済危機は深刻です。だからといって、コスト削減に向けて闇雲に人員削減に走るべきではありません。むしろ積極的に人的投資を実行すべきタイミングです。危機が表面化する前では、決して採用できなかった優秀な人材も、いまでは転職を興味を示したり、求職活動しています。


経営者が社員の管理や動機づけに多くの時間を割かなければならないとしたら、その経営者は採用で誤ったのです。適材であれば、上から指示されなくても自主的に最大限の努力をします。


社員に企業理念を共有させる方法は?と聞かれたら、答えは「ありません」です。企業理念を共有できる人のみを採用すべきです。そうすれば理念を共有できない人は、抗体に弾き飛ばされるウィルスのように消え去ります。


適材を確保すると同時に、適材を核となる席に座らせることも肝心です。戦略上、最重要なポストに適材を配置するということです。厳しい環境下で、全席に適材を配置するほどの余裕はないはずです。つまり、適材をよりすぐる一方、核となる席を見極めることが重要です。


ビジョナリーカンパニーの創業者にとって、最も大切なことは組織を作ることであり、着実に前進することである。先見性のある商品のアイデアで、ヒットを生み出すことはできない。


(1)社運をかけた大胆な目標を持つこと。(2)カルト(自社や自社の商品・サービスへの熱狂的な信仰)のような文化をもつこと(3)大量に試し、上手くいったものだけを残していく(4)生え抜きの経営陣を持つ(5)決して満足しない。


ドラッカー氏の自宅に招かれたとき、こんな質問をされました。「君は永続するマネジメント思想をつくりたいのか? それとも、永続するコンサルティング会社をつくりたいのか?」。前者であると答えると、「ならば会社経営に時間を割いてはダメ。知的創造活動に集中できなくなる」と言われました。だからいまでも研究ラボは小所帯を維持していますし、創造的な仕事に50%以上の時間を割くように自分自身の時間管理もしています。かつてはストップウオッチを常時携帯していたほどです。


カリスマ創業者の死後も卓越さを維持した企業はあります。米ウォルト・ディズニーは創業者ウォルト・ディズニーの死後も偉大であり続けたし、米ウォルマート・ストアーズは創業者サム・ウォルトンの死後も強力でした。不運に遭遇しながら高いリターンを出した事例は少なくないのです。


幸運か不運かにかかわらず、運のイベントは必ず起きます。重要なのは運イベントに遭遇したときにどう対応するかです。目指すべきは運から最大の成果を引き出すこと、つまり「ROL(運の利益率)の最大化」です。これは運そのものとは全く別の問題です。


経営危機に際して「戦略を変えよう」「製品を変えよう」「ブランドを変えよう」「技術を変えよう」などと思ってはいけません。最初にバスを見るべきです。厳格な能力主義によって最高の人材をバスに乗せ、最適の席に座らせているかどうかチェックするのです。経営が傾いているとすれば、能力主義を貫いていない証拠です。


アップル同様、深刻な危機に陥りながら見事に復活した有力企業には米IBMや米ゼロックスがあります。多くの企業は死線にぶつかり、消え去ります。でも、危機を前提に事前準備を徹底しておけば、再び市場の覇者になることもできるのです。その意味で日本企業にも復活のチャンスはあります。


経営危機に直面している場合、二流の人材を抱え続ける贅沢は許されません。格付けで言えば最高格の「トリプルAプラス」の人材を選りすぐり、中核ポストを与えるのです。戦略や製品をどう変えたらいいか、彼らが見極めてくれます。登山に際して最高の隊員を選んで登山隊を組むのが最も重要であるのと同じです。


企業は少なくとも「死線」を避けなければなりません。死線とは、単純に言えばつぶれることです。偉大な企業を築くという旅は永遠に終わり、ゲームオーバー。それを避けるためには、危機に直面しても耐えられるほど強靭なバランスシートを築いておくことです。


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