コリン・アングルの名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

コリン・アングルのプロフィール

コリン・アングル。アメリカの経営者。米国のiRobot(アイロボット)の創業者の一人。ニューヨーク州出身。MIT(マサチューセッツ工科大学)人工知能研究室で知り合ったロドニー・ブルックス、ヘレン・グレイナーと共にアイロボットを設立。その後、アイロボットはロボット掃除機「ルンバ」などで知られることとなる。掃除ロボットだけでなく、軍用ロボット、医療・介護、ロボット掃除機などを製造販売している。NASAの依頼で火星探査ロボットをデザインした。福島第一原発事故でも同社のロボットが原発内調査で活躍した。同社は自律ロボット開発に特化した会社として唯一、米国NASDAQに上場している。

単に最高の技術を持っているだけでは十分ではありません。技術を製品に結び付けるのに要求されるスキルは、全く性質が違うのです。信念を必要とするのです。


非連続的な成長に向け、買収資金を用意している。我々が興味を持てば、ほとんどの会社を買収可能だ。


ロボットはコストを度外視すれば何でも実現できるが、それでは消費者に受け入れられない。


競争相手が市場に参入してきていることは良い傾向だと思っています。市場そのものが大きくなるからです。ですから、我々の知財を侵害しない合法的なライバル製品が出てくることは、今後も歓迎します。


ルンバを進化させることは、効率良くきれいに床を掃除することに関係していなければなりません。ワイヤレスとか無線LAN機能に対応させることは、そのぶんルンバのコストに直結してきます。それにより追加のコストが掛かることは、現状ビジネス的にも割に合わないし、それをユーザーに押し付けることは違うと思うんです。だから、我々はルンバにそういった直接掃除力のアップに繋がらないような機能をつけていないのです。


私がもっとも影響を受けたのがスターウォーズです。といっても、皆さんがよく知っていらっしゃるようなR2-D2、C-3POではありません。ダース・ベーダーの戦艦であるデス・スターのなかにいた、黒くて丸い車輪が付いている移動式ロボットです。それが地べたを移動している様子見た時に、「なんてこのロボットはプラクティカルなんだ!ハリウッドのいわゆるファンタジーなロボットじゃないし、これなら僕にも作れる!」って思ったんです。


日本の最も重要な問題の1つが高齢者の問題。これは世界各国の先進国に共通した問題でもあります。高齢者が1人で自立した生活を送れるようなロボットが必要とされているのです。現時点でも様々なアイデアがありますが、すぐに製品化を進めるのではなく、役立つものだけを作りたい。たとえば、高額すぎて手に入らないものや、全体の10%の人しか必要としていない製品を作っても意味がありません。まずは掃除の分野でシェアを拡大し、その後に更なるジャンル拡大を図っていきたい。


日本企業はいまでも技術的に突出しています。問題があるとすれば、技術のデモンストレーションに終始していて、「何のために作るのか」という目的を追求できていないという点です。実用性を徹底して高めないとロボットを活かす市場そのものが生まれません。


iRobotの社員たちはその思想(ロボットというのは退屈、不衛生、危険な仕事から人々を解放するものという思想)を前提に、こんなロボットがあったらいいんじゃないかと、常にいろいろなロボット案を提案してきます。つまり、iRobotのロボットは私1人のアイディアから成るわけではなく、iRobotに所属する多く社員たちの考えによって生み出されているのです。ちなみにルンバも例外ではなく、あるエンジニアたちの発想が起点となって、作り出されたものです。


企業家精神とは、リスクを背負うことではなく、リスクを理解することです。そのほうが重用です。ビジネスでは長期的な展望と、十分な滑走路が必要です。


我々はローカル・ディストリビューター(地域や国ごとの販売代理店)の意見を重視しています。何が市場で成功するかしないか、受け入れられるかはやはり現地の人が一番分かっていると思いますので。


まずはどんなロボットも人の生活に役立つものでなければならず、どんなに優れたロボットであっても、生活に役立つものでなければ製品化はされません。ロボットというのは「Dull、Dirty、Dangerous(退屈、不衛生、危険)な仕事から人々を解放する」ものでなければならないからです。


インターネットに接続することによって、ロボットのオンオフ機能の手助けとなったり、あるいは掃除力と関係ないところで役に立つかもしれませんが、私たちが常に心掛け、焦点を当てているもっとも重要なポイントは、部屋をきれいに掃除をすることです。


実際にはずっと赤字続きだったということはなくて、1990年から1997年までは利益も出なかったかわりに、損失もまったく出てなかったんです。その間は、とにかく依頼のあったさまざまなロボットを作り続け、さらに今度はどんなロボットを作ろうかと考え、とてもエキサイティングな時でした。
【覚書き|創業当時を振り返って】


軍事的な用途は、ロボットが持つ広い可能性のほんの一部に過ぎません。今後は、医療や介護などの市場に実用性の高いロボットを投入していきます。


日本の消費者は品質に対する欲求レベルが高いです。しかし、その期待に応えられれば、高価格でも買ってくれます。日本のユーザーは世界のどのユーザーよりも要求が多い、素晴らしいユーザーだ。それはつまり、日本のユーザーが認めた製品であれば、世界のどの地域にでも自信を持って持っていけるということでもある。


機械工学に秀でていてもソフトウエアへの理解がない会社や、有能なソフトウェア技術者を抱えていてもハードウエアが弱いという会社は数多く存在します。アイロボットは、その両方を結び付けられる点で、ユニークな会社なのです。


アイロボットの最も重要なバリューは、ハードウエアとソフトウエアの両方に通じた専門家がおり、それらをコスト効率の高い方法で組み合わせる力にあります。


実際に人に使われるロボットを開発してビジネスを成立させるのと、「クールな会社」というイメージのためにロボットを開発するのは、全く違うことなのです。例えばソニーの「アイボ」やホンダの「アシモ」は印象的で素晴らしいロボットですが、消費者がぜひとも必要とする製品ではありませんでした。ロボット研究には多大な費用がかかるので、もしこうした会社の財政が苦しくなれば、開発は立ち消えになるでしょう。


経営資源の20~30%を2年後を見据えた中期的開発に投じるのは、「賭け」にも似た非常に難しい判断です。アイロボットはリモートプレゼンスなど、この部分に多くの投資をしています。きちんとコミットした経営者の存在こそが、当社の特筆すべき強みです。


「中期的な開発」に成功している企業でそれを可能にしている要因が何かと言うと、それはCEO(最高経営責任者)です。失敗するかもしれない開発に対し、CEOが自らリスクを取って資金を投じているのです。


中期的な開発は、製品化に近いため多額の資金を必要とする割に、コストに見合う収入は上がりません。しかも技術自体は何年も昔に開発されたもので、エキサイティングさがない。こうした理由で経営陣がプロジェクトを中止してしまうと、イノベーションが途絶えてしまうのです。大企業がイノベーティブさを失うのは、まさにこうしたケースが多いのです。


私が最も大事だと考えているのは、実は中期的な開発です。多くの企業でありがちなのは、目先の製品とロングタームの最新技術にばかり労力を注ぐケースです。2年くらいのスパンの中間的な開発に人やお金を割くのを忘れてしまうのです。


アイロボットの研究開発組織は、家庭用、テレビ会議などリモートプレゼンス用、防衛・セキュリティー用という事業分野で区分されています。さらに、各分野は1年以内に製品化する「現在の開発」、1~2年後の実用化を目指す「中期的な開発」、2年を超える「長期的な開発」に分類されています。人材や資金といった経営資源は40~50%を現在の開発、20~30%を中期的な開発、残りの20~30%を長期的な開発に配分しています。


もちろんコストは考慮に入れますが、我々の製品は最も高価で最新の技術を搭載しているため、販売価格は一番高い水準で勝負します。高いコストをかけ、競合他社から攻撃されるような革新的製品を生み出すのが、アイロボットのビジネスモデルです。


確かに製品のサイズが小さいのは良いことですが、だからといって我々は決して掃除機としての性能を妥協したくありません。結局はきれいに掃除できるロボットが勝るのです。


(ロボット掃除機)ルンバの開発で優先するのは、ゼロメンテナンス、掃除性能の高さ、そして信頼性です。見た目の良さも大切かもしれませんが、「世界最高のロボット掃除機」を目指す当社にとっては、優先度が下がる。我々は消費者が何を好み、何を嫌うかという点について何度もテストを繰り返しており、最重要項目に集中できるのです。


我々はロボットがもたらす「未来」について長期的なビジョンを持っており、それに沿って新製品を開発しています。家庭用のロボットは、人の手を煩わさず、大半の作業を自ら判断して行えるようになるべきだというのが我々の考えです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ