たむらけんじの名言 一覧

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たむらけんじのプロフィール

たむらけんじ。日本のお笑いタレント、経営者。高校の同級生とお笑いコンビを結成しプロ活動を開始。その後解散してピン芸人として大阪を拠点に活動。義母の経営していた焼き肉店を引き継ぐことになり、『炭火焼肉たむら』としてリニューアル。その後順調に業績を伸ばし複数店舗を運営するまでに成長させた。吉本総合芸能学院(NSC)大阪校11期生。著書に『なぜド素人経営者の焼肉屋は繁盛したのか?』『たむらけんじのホンマは教えたくない 味が! 満足度が! オカンが! A級大阪グルメガイド』ほか。

僕はホンマにビビリですねん。裸に獅子舞でテレビに出てますけど、ガラスのハートです。けど経営者としては、数字に関してそれくらい慎重でいいと思ってますわ。


一番は実践ですね。一応、会計の本とか読みましたけど、なんのこっちゃわからなくなって、眠くなるんですよ。あくまで副業ということもあって、基本を押さえたら経験しながら覚えました。いまは「赤字でなければ、現場に任せる」という方針です。


いろんな意味で、数字が大きくなりすぎないように注意して見ています。経費はもちろんのこと、店舗数も増やしすぎない。売上もです。売上がドカンと増えたら、何か原因があるはずです。そのまま上がり続けるということはないのですから、それが普通だと思うのは危険です。


これは経営の師匠といえる方から教えていただいたのですが、「何かあったら逃げられる」ようにしておくことを重視しています。たとえば2号店の賃貸契約は5年間入居し続けるという縛りがあります。でも、5年というと長いので、どうなるかわかりません。そこで2号店だけ別会社にしているんです。ひとつの会社で全部やっていたら、そこが駄目となると全部倒れてしまうけど、別の法人をつくっておけば、最悪その会社だけ売っても本体は残ります。もし会社が潰れたら芸人活動にも響いてきますから、小さくても堅実にやっていきたいんです。


お店については副業なのだから借金してまでやることじゃない、と思っています。プロデュース商品もいろいろと販売しているんですが、それについても弊社が在庫を抱えないようにしています。唯一、カレーだけは自社でつくっていますが、それ以外は全部、ロイヤリティにしているんです。また、「フランチャイズにしないか」というお話をいただいたこともありましたが、これもお断りしました。どちらもリスクを背負って挑戦する話ですが、大きなリターンよりも低リスク優先です。


経営の数字に関して注意していることは、リスクを限りなく低くすることです。たとえば、普通店舗の運営には初期投資がかかり、その回収にまず3年くらいかかるといいますよね。でも2号店も3号店も「居ぬきでなければ無理」という条件を出して交渉し、ビルのオーナーに内装をほとんどやっていただき、初期投資をかなり安く抑えることができました。


利益よりも原価率に注意しています。飲食店の原価率は一般的に30%以内と言われているんですが、うちの原価率は37~40%くらいと高めなんです。「誰でも気軽に入れるお店」をコンセプトにしているので、値上げしてしまうと店のコンセプトが変わってしまいます。ですから値上げはせず、原価率を36%以内くらいに抑えようと努力しています。


各店舗から毎日、売上と原価率、客数などのデータがメールで送られてくるので、それは欠かさず見ています。僕の場合は、どちらかというと売上よりも客数を重視します。最初は売上ばかりを見ていたんです。ところが一度、ガクッと売上が減ったことがあったんです。でも、客数を見て「今日はこれだけの人が来てくださった」って想像すると、前向きになれたんです。


お店で儲けた利益というのは、僕にとってはゲームの世界のお金のような現実味がないものなんです。ゲーム感覚だから上手くいったのかもしれません。芸人として稼いだギャラは現実のお金です。でも副業の儲けについては、はじめからないものと捉えています。もちろん、従業員にちゃんと給料を出し、業者さんにも代金を払えることは最低限必要ですが、それ以上の大儲けをしようとは考えていないんです。


僕は人見知りでビビリなんで、何でも鵜呑みにしないで疑ってかかる性分なんです。だから業者さんから「うちに任せていただけたら、これだけ安くなりますよ」と言われても、「でも、そっちが儲かるようになってるんやろ。どんな仕組みでどんだけ儲かるんやろ」って考えます。そうやって聞き返すと、交渉の余地ができるんですわ。


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