うえやまとちの名言 一覧

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うえやまとちのプロフィール

うえやまとち、うえやま・とち。日本の漫画家。代表作は『クッキングパパ』。福岡県出身。大分県立芸術短期大学卒業。少年画報社『週刊少年キング冬の増刊号』で漫画家デビュー。主な受賞に手塚賞佳作入選、ビッグコミックスピリッツ新人コミック大賞入賞、ちばてつや賞一般部門準入選。そのほかアフタヌーン四季賞の審査員などを務めた。出身地の福岡県で執筆活動を続けた。『クッキングパパ』は掲載1000回を超える長期連載になっており、アニメ化もされた。

開き直って、あるジャンルの中で「うわぁ、これ以上のものはないよな」と思わせるところまで徹底的にやるってのがいいんじゃないでしょうか。


個性って、本人にはなかなかわからないものです。僕も『クッキングパパ』以前は、打ち合わせで過激だったりエッチだったりする絵も見せていたけれど、そういう設定案の裏側にチョッチョッと落書きをしていた「子供をおんぶして掃除機をかける自分」みたいな絵を編集者に見つけられて、「こっちじゃないですか?家庭的なほうが似合うと思いますよ」と言われたんです。


うんと若いころには、面白いものさえ描ければ売れなくたって構わないとも思っていたけど、そのうちに、そもそも面白い漫画を描き続ける時間を確保するためには、まずは売れて生活を安定させなければならないとわかりました。そのあたりからなんじゃないかな、わかりやすく読んでもらうという大前提に力を入れ始めたのは。


福岡という地方にいながら、週刊連載という漫画の檜舞台で描き続けるには、よほど、東京で描かれる主流の漫画とは違う持ち味で勝負しなければならなかったんです。敵とバトルをしない、大きな事件を起こさない、というほのぼの味で漫画を描いたのは、主流の漫画と違う、ここにしかないものを求め続けての結果でもあるのかもしれません。


僕の持ち味は「ほのぼの」です。だから、太い線でスッと読める絵柄については、「あまり入れ込んで劇画調にならないように」と心がけています。スタッフにも、「読者の目を止めてしまうような背景は邪魔なので、描き込まないほどいい、というぐらいでね」と伝えています。料理の絵をリアルに見せますからね、それ以外ではとにかくシンプルな絵に、という。


僕にとって、ネームの構成を考えるときのポイントは、リズムです。だから構成案をつくるときには、何回も何回も読み直しては、顔もセリフもコマ割りも、何もかもをよりシンプルに直していきます。枠線も、わかりやすいように、ごくごく単純に引きます。あまり斜めにしたりはしません。


料理のネタに詰まると、ネットなんかで軽く下調べをしてあたりをつけて、ポンと遠くに取材に行っちゃいます。数日前も鹿児島に出かけていました。「前回に鹿児島まで出かけたときに食べられなかったあれは、もうお店でもあんまり出されていないのか。それなら、現地で聞き込みをしてみよう」なんて、連載1000回を超えてからあらかたのレシピを描き尽してしまってからのネタ探しというのは、ほとんど探偵みたいなときもあります。


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