高橋智隆の名言 一覧

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高橋智隆のプロフィール

高橋智隆、たかはし・ともたか。日本のロボットクリエイター。大阪出身。立命館大学産業社会学部卒業、京都大学工学部物理工学科卒業。京都大学で大学内ベンチャー「ロボ・ガレージ」を設立。数多くの独創的なロボットをつくった。

心がけているのは、苦労して自分自身でやってみること。手を動かさず、汚さず、他人に任せる、なんて虫のいい話はない。


私が重視するのは触れたくなること。モノへの愛着は触れることでさらに深まる。だから私はロボットの質感や素材にこだわっています。


ニーズなんかなくても面白いアイデアさえあれば社会に浸透し、後に何かしらの用途が生まれる。


私の仕事のポリシーは、「自分自身が欲しいロボットを作る」こと。


イノベーションを生むために必要なのは、プロジェクトを民主的に進めないこと。合議制で民主的に多数決でもとれば必ず「平均的なもの」になってしまう。


独自のロボットを開発し続けるうちに、いろいろな仕事の依頼が舞い込んでくるようになりました。遊びがいつの間にかビジネスにつながった感覚です。


身の回りの品をひとつひとつ吟味し、上質なモノに触れながら生活することで、人間の感性は磨かれていく。それはクリエイティブな仕事をする上で、とても重要なこと。


可もなく不可もない「無難なもの」を作って勝負できるのは、横綱相撲が許される超大手企業くらい。そしてそこからイノベーションは生まれません。だから「尖がってなんぼ」なんです。


リスクを承知でハードウエアに挑戦したい。十分に良いロボットができれば、素晴らしいコンテンツが生まれてくるからです。「ニワトリが先か、タマゴが先か」と問われれば、ニワトリが先です。そしてタマゴを沢山生むでしょう。


「キラーコンテンツが大切」とよく言われますが、それは新しいハードウエアあってのことです。ファミコンやiPhoneという新しいハードウエアがあったからこそ、TVゲームやアプリという新サービスが生まれた。


「先進国型のイノベーション」は、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブなど、どれも「お遊び」から始まったようなものです。最初から用途やビジネスモデルがあったわけではない。しかしその「お遊び」が多くの人に広まると、後から意味が出てくる。想像もしていなかった用途が生まれ、ビジネスへとつながり、新サービスの開発、産業創出が起きる。


人や家電がする作業をロボットが代行するといった「今あるニーズに応え、問題や不満・不安を解消する」やり方では、もう新しい市場は生まれにくい。それは、「発展途上国型の開発」とも言えるでしょう。


介護やレスキューといった「物理的な作業」をさせるためだけなら、ロボットがヒト型である必要はなく、例えば掃除ロボットが円盤形であるように、それぞれに適した形であればいいはずです。しかし「コミュニケーション」という視点で考えれば、感情移入しやすく、愛着が持てるヒト型ロボットが適している。


ロボットというと、日頃の家事や雑用の代行から社会問題の解決まで、人間の面倒を押しつけようとしがちですが、そういった安直な発想から脱し、遊び心ある創造的発想で見守っていただきたいものです。


私がおじいちゃんに喜んでもらえるロボットを作ろうとしたり、女子高生にバカ売れするロボットを作ろうとしても、確実に失敗します。なぜなら、私がおじいちゃんでも女子高生でもないからです。必ずトンチンカンなロボットを作り、誰もハッピーにはなれない。それよりも、自分自身の感性を基準に、面白いと思える仕事をするようにしています。すると、実は同じような感覚を持った人が多くいて、支持してもらえるのです。それこそが、純粋な創造性につながります。


研究用のロボットプラットフォームがない中で、技術の一部だけを理解していても駄目だとわかりました。機械・電気・プログラム・デザイン・コミュニケーション・加工などすべてができなくてはロボットの形にたどり着かないのです。


京都大学の工学部に進学し、専門科目が始まる前から独り自宅の六畳間でロボット開発を始めました。そして気づいたのですが、大学の工学部はロボットの作り方を教えてくれる場所ではありませんでした。そもそも新しい分野であるロボットには、教科書もありません。だから断片的な知識や技術を教わりながら、それを自ら試行錯誤しつつ統合するしかないのです。


第一志望だった企業の最終面接に落ちたことをきっかけに、もの作りを仕事にしたいと気づきました。子供の頃からの夢だったロボット科学者を実現するには、大学の工学部に入り直さなければと、その日の夜から、高校時代の教科書を引っ張り出し、猛勉強を始めました。不採用の電話が来たあの日こそ、私のターニングポイントです。


コミュニケーションこそがヒト型ロボットの存在意義。皆さんがお持ちのスマートフォンには精度の高い音声認識機能が搭載されていますが、日常的に使っている人は少ない。なぜ、使わないかというと、スマホという「四角い箱」に話しかける事への抵抗感からだと思うのです。一方で私たちは、ペットのクワガタや金魚、カメに対しても話しかけますよね。言葉も理解できないし、返事をしてくれるわけでもないのに。だから、ロボットをある程度人に似せて擬人化すれば、感情移入できるようになって、ロボットに話しかけるようになる。つまり、音声認識機能を、もっと使うようになると思うんです。そこに、ヒト型ロボットの意味が出てくる。


社内の人間だけでやっていると、組織のヒエラルキーの中で上司から社長、時には社長の奥さんまで次々口を出してきて、尖ったものは作りにくい。ならば、「外部の人」をリーダーに据えてはいかがでしょう。その外部の人に権限と責任を与え、各部門への十分なヒアリングを行う。すると現場からトップまでがその人のディレクションに従い、コンセプトの一貫性を持ってプロジェクトが進む。


ロボット開発では、自分でコンセプトを考え、設計・デザインし、実際に自らの手で材料を加工し、配線、プログラミングをして、プロトタイプを作っています。試行錯誤しながら手を動かしている中でアイデアが生まれ、ブラッシュアップされる。それを繰り返すことで自分自身の中に設計やデザインのセンスが経験値として蓄積される。それを他人に任せてしまうと、他人がアイデアを生み、他人が成長することになってしまいます。これは昨今の日本のメーカーの開発力低下の問題と同じ構造なんです。


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