大山梅雄の名言 一覧

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大山梅雄のプロフィール

大山梅雄、おおやま・うめお。日本の企業再生家。経営者。ツガミ、宮入バルブ製作所、東京鉄鋼など数多くの企業再建を行った人物

「人間万事、塞翁が馬」ということわざは、「人間なんてなるようにしかならない。あくせくしたってはじまらない」というような意味に使われることがある。私はこれは間違いだと思う。私は「なるようにしかならない」人生ではなく「なるようになる」人生を作るために努力することの方が大事であろうと思う。


「できない」「もうこれでいい」「やるだけやった」と言うな。「これでもやり足りない」「いくらやってもやり足りない」と思え。一心不怠に努力すれば、努力した分だけ必ずよくなる。


経営者は会社の株を握っておけ。給料でなく配当で生活するのが経営者本来の姿。配当は家賃のようなもので、人の家(企業)を借りておきながら、家賃(配当)を払えないのなら、さっさと家から出ていけばよろしい。【覚書き:企業再建家としての経営者観を語った言葉。配当は業績が悪くなれば無配になり、逆に業績が良くなれば配当も増やせる】


入るを量って出(い)づるを制す。無駄を省き出費を抑えてカネを作り、それを有効に活用する。そのために当然、勉強やアイデアが必要となる。この必要という肥やしがあれば、カネという名の種はぐんぐん育つ。【覚書き|企業再建の最初歩を尋ねられたときのコメント。再建した企業の多くが前オーナーの放漫経営が原因だったためコスト増になっていた】


会社が赤字になるのはなぜか。入る金より出る金の方が多いからです。つまり「出るを制すれば」赤字は防げるのです。社用車の全廃、交際費のゼロに近い大幅削減、人件費の徹底節約をまず実施しました。さらに財務戦略として40億円の資本金を半分に減資して、20億円の減資差益を出しました。そのうえに茨城工場の跡地を売却して売却益を出し、借入金を返済することで金利負担を一挙に軽くしました。


企業の再建に限らず、人生の成功についても、私はコロンブスの卵が大事だと思っている。学歴や才能、あるいは運と言ったようなことが人生の成功を左右すると考えている人たちは、このコロンブスの卵に気付いていない人たちなのです。私にとってコロンブスの卵とは意欲を持つこと。何だそんなことかと言われるかもしれませんが、最初に意欲がなければ何事も成しえません。意欲を持って事に当たって成らざることは、この人生にはないと信じています。


出世しよう、重役になろう、社長になろう、金を儲けて家族を幸福にしよう。どんなことでもいいです。意欲を持ってやることです。同じ学歴、才能のある人間同士が同じような仕事をしていながら、最終的に差がついてしまうのは、意欲の持ち方の差である。


人間は長期間苦しさには耐えられない。苦労が長いこと続くと嫌気がさしてしまうものだ。私の「二年間で復配」宣言はそれくらい短期間でやらなければ再建は成功しないという読みがあったのです。三年計画、五年計画では長すぎて、社員の我慢の限界を超えてしまうのです。宣言通り、二年目でツガミは復配にこぎつけました。二年間という目標期間を設定したことが、社員の勤労意欲となり、また復配宣言によって得意先の協力が得られたのです。


企業再建のやり方には自主再建と会社更生法によるものとがありますが、私はあくまでもツガミを自力で再建させたいと考えていました。更生法を適用してもらえば、負債をカットしてもらえるから会社としての負担は軽くなるが、それでは本当にその会社の力が付いたとは言えない。また、それによって犠牲を強いられる業者が出てくるのは、私の好みとするところではありません。私はまず融資してくれた下請け業者には全額私の責任で返済しました。それから社内組織の立て直しに着手したのです。


ツガミの企業再生は有言実行が功を奏したのです。何よりも下請け業者たちの理解と支援を得られたのが大きかったのです。借金をしたままでの再建では、彼らの協力は得られなかったに違いない。負債を返却することによって、私は彼らの信用を得、協力を得ることができました。「借りは作るな、貸越人生であれ」借りという負の状態では人は動かせない。また信念のない人に他人はついてこない。意欲を持って真正面からがっぷり四つに取り組む。これが私の企業再建人生なのです。


経費の出るを制するだけでは企業は立ち直れません。私自身が社長と営業本部長を兼任して、率先して得意先を回りました。また、同業13社の中で最低であった「一人当たり生産高」と「一人当たり売上高」を業界平均まで引き上げるために、設備の改善と社員のモラル向上を図りました。


世間には、我々が考えて「とてもできそうにもない」「不可能だ」と思えることをやり遂げた人が大勢いる。そういう人たちは、できる、やってみようと思ったからできたのです。不可能なことなどこの世の中にありません。あるのは「不可能だと思う自分の気持ち」だけです。


「大山さん、企業再建という大変な仕事を、よくこれまでやり遂げてこられましたね」人からよくこんなことを言われます。お世辞でも褒められれば悪い気はしません。しかし、私は自分が特別な才能や他人より優れた能力があって、企業の立て直しをやってこれたのだ、などと考えたことは一度もありません。私は自分を凡人の中の凡人だと思っています。私のしてきたことは、その気にさえなれば誰にでもできることばかりです。他人が気付かなかったこと、見落としていたことをずっとやってきただけなのです。


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