唐池恒二の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

唐池恒二のプロフィール

唐池恒二、からいけ・こうじ。日本の経営者。「九州旅客鉄道(JR九州)」会長。大阪出身。京都大学法学部卒業後、日本国有鉄道(のちのJR)に入社。日本国有鉄道九州総局総務部人事課長などを務めたのち、分割民営化に伴いJR九州に入社。総務部勤労課副長、営業本部販売課副長、船舶事業部営業課長、船舶事業部次長、外食事業部長、JR九州フードサービス社長、JR九州経営企画部長、取締役、鉄道事業本部副本部長、旅行事業本部長、サービス部長、常務総合企画本部本部長などを経て社長に就任。

組織はお役所的になりがちだからこそ、異端を尊ぶことに意味がある。そして果敢に挑戦した人をほめる。そうすると、放っておいても「みずからつくる」という社風が出来上がる。


「手間をかけよう、気を込めよう」。営業部長に就いた時も社長になっても、従業員に対してずっとこの言葉を繰り返し伝えてきた。


手間を掛けていないものをお客様は見抜きます。そんなものにお金を払おうとは思いません。


トップが夢を語り、それを全員で共有する。「夢見る力」で目標へと向かうことで、エネルギーが湧き上がってくる。


お客様は手間に対して価値を見いだしている。


「うまや」は外国人のお客さまがとても多いんです。これからのビジネスを考えるうえで、日本の文化や伝統は、キーワードになると思います。


コンセプトは自分で考えますね。おかげさまで「うまや」は国内で16店にまで増えました。中国・上海にも5店あります。


JR九州が上場するメリットは、「いざとなれば政府が助けてくれる」という甘えがなくなること。


地方活性化のためには、まず自分たちが住む場所に誇りを持つことが何より重要。


地域を元気にする、あるいはまちの賑わいをもう一度もたらす。まちの賑わいをつくることがまちづくり。


鉄道ファンだけをターゲットにしていても限界がある。ファン以外を取り込めば、市場は一気に広がる。


今までの鉄道会社の枠にとらわれず、新しいチャレンジをしていかなければ生き残れない。そんな危機感が、今のJR九州の社風を作った。


メモを取ることが大切。頭の中を巡っている悩みも、書き出してみたら意外と少なかったりするもの。


悩んだら声に出すといいでしょう。頭の中で考えるだけでなく、失敗しても「失敗したが、まあいいか」と声を出す。すると、悩みはスッキリ晴れます。


何でもかんでもアウトソーシングではいけない。みずから考え、みずからつくる。


異端を尊び、挑戦をたたえる社風をめざします。


「気」に満ちた仕事をすることが大事。人にも動物にも植物にも特有の気があります。さまざまな気を多く集めるところが繁盛するし、職員の元気も出るし、成功するものだと確信しています。気を集めるには、キビキビと動くこと、明るく元気であること、お客さまのことを常に意識して緊張感を持つこと、常に向上しようという貪欲ささを持つことが重要です。


成長するだけでなく、環境の変化に合わせて自ら変化しなければ企業は生き残れません。それは新しい事業に挑戦することだったり、社内組織を変えていくことだったりします。


鉄道・非鉄道部門で共通している一番の魂は「鉄道だ」「鉄道ではない」ということは関係なく、私たちが目指すべきものとして、「私たちJR九州が地域を元気にするんだ」ということを一番高い概念として掲げているということです。


まちづくりはハードたけではなくてソフトが大事なんです。そこでイベントをする、あるいは人が動く。そこを訪れる仕掛けをする。


やたらに手間をかければいいというものではありません。お客さまの感動につながらない手間は、単なる自己満足に過ぎず、コストと徒労だけを残します。「お客さまを喜ばせるためにやるんだ」という方向性が、手間には必要。


「ななつ星」では、博多を出発後にランチのにぎり寿司が出ますが、福岡で一番おいしいお寿司屋さんが毎回列車に乗り込み、握りたてをお客さまの目の前に出してくれるのです。これは手間以外の何ものでもありません。でも、それがお客さまを感動させるのです。


あるとき私は、工業デザイナーの水戸岡(鋭治)さんに「九州で豪華寝台列車を走らせたいんですけど」ともらしました。すると水戸岡さんも「実はぼくも、同じことを20数年前から考えていました」とおっしゃるんです。水戸岡さんはすぐにやる気になり、たった3週間で車両のデザインパース(完成予想図)をつくってこられました。それを私に見せると同時に、なんとメディアにも発表してしまったんです。私に無断で(笑)。その結果、週刊誌に「JR九州がいよいよ豪華寝台列車を走らせる」という記事が出てしまった。これはもう、やるしかないですよね。


鉄道は成熟産業です。東京の都心部を除けば、これから新たに線路を敷いたり、列車の運行本数を増やしたり、ということは考えられません。当社でも鉄道運輸収入は全体の4割。鉄道以外の事業を伸ばしていく必要があります。


「ななつ星」の客さまの平均年齢は65歳です。「ななつ星」のコンセプトは「新たな人生にめぐり逢う、旅」。車窓をぼんやり眺めながら、これまでの来し方を振り返っていただき、そしてこれからの人生に思いを馳せてほしい。それが新たな人生にめぐり逢うことになる。そう考えました。


やはり我々の会社は鉄道なくしてはすべての事業が成り立ちません。大半の事業は駅あるいは線路の近くでやっていますから。ローカル線もきちんと維持して、できれば少しでも発展させて、お客さまを増やす。そのうえで鉄道を取り巻く事業をもっと発展させていく。「ななつ星」はそのひとつです。鉄道を疎かにしてはいけないと思います。


豪華寝台列車「ななつ星」に乗車されるのは、偶然集まったというのではなく、「ななつ星」を目一杯楽しみたいという方ばかりです。お客さま同士が楽しさを高め合っていくようなところがあります。


豪華寝台列車「ななつ星」は30年ほど前、社外の友人に「九州に豪華な寝台列車を走らせたらヒットしますよ」と言われて、「これはいいアイデアだな」と思っていたんです。しかし当時の私は営業部販売課の副長。社長になるまで密かに企画をあたためていました。そして、社長就任後すぐに検討を指示しました。これは社長でないとできませんからね。


私はよく「お客様に対する気づきには三段階ある」と言っています。最初は、「お客様の存在に気づく」こと。次が「お客様の行動に気づく」こと。そして最後が「お客様の気持ちに気づく」こと。


私は「観光」という言葉が嫌いです。観光というのは中国の故事から来た言葉で、「光を観に来る」ということ。他から人に来てもらうことばかりが強調されて、双方向になっていない気がするからです。


お客様が何も言わなくても、その心中を推し量ってサービスをすることが大事。一見、大変そうですが、相手の気持ちになって考えれば難しくはないはずです。


券売機の前でうろうろしているお客様がいたら、「切符の買い方がわからないのかな」と気づき、聞かれる前に案内する。行動というシグナルにいかに気づくかが大事。


一度来てもらうだけでなく、何度も来てもらい、「定年後にはここに住みたい」と思ってもらえるまちにする。大事なのは観光活性化ではなくまちづくり。そのためには地域の人たちが自発的に「住みたいまち」にしなくてはいけない。ユニークな列車を走らせても、イベントを開いても意味はありません。


「荒波が来ても、真正面にぶつかれば転覆しない」。これは嵐の中での操船の心得です。どんなに大きな船でも、波から逃げようと横向きや後ろ向きになったら転覆してしまう。逃げずに真正面から立ち向かう重要性を教えてもらった言葉です。


会うのが嫌な人には、なるべく早く会いに行くことが大事。上司と部下との関係でもクレームでも、すぐ会わなければ会わないほど、問題は大きくなります。


JR九州では、ほとんどの社員が鉄道以外の業務に一度は出向します。むしろ、ずっと鉄道事業のままだと「俺、出世コースから外れたんじゃないか?」と不安になるそうです。こんな鉄道会社、他にないですよ。


九州には山手線や東海道新幹線といったドル箱路線はありません。何もない中での、逆境からのスタートだった。だからこそ、新しいことに挑戦するしかなかった。


鉄道ファンには怒られてしまいますが、実は私はそもそも鉄道があまり好きではないのです。旧国鉄に入ったのも、先に国鉄に就職していた柔道部の先輩に餃子を大量におごってもらったから。今思えばずいぶん安い契約金でした(笑)。ただ、だからこそ鉄道好きではない人の気持ちがわかる。たとえばSLを復活させるにあたり、鉄道ファンからは「昔のままの姿で」と要望が来るわけですが、私は鉄道ファンではないから聞き流してしまう。むしろ「どうしたら若い女性や親子連れに乗ってもらえるか」を考え、現代風にリニューアルするわけです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ