勝海舟の名言 格言

勝海舟のプロフィール・経歴・略歴

勝海舟、かつ・かいしゅう(麟太郎、義邦、安芳)。幕末に活躍した武士、政治家。幕末に海軍操練所を設立。戊辰戦争時には幕府軍の軍事総裁となり、江戸城無血開城を実現させた。旧幕府側の人間として新政府に入り、海軍卿、枢密顧問官などを務めた人物

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経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

俺など本来、人(出自)が悪いから、ちゃんと世間の相場を踏んでいる。上がった相場はいつか下がるときがあるし、下がった相場もいつか上がるときがあるものさ。その間、十年焦らずじっとかがんでいれば、道は必ず開ける。
[勝海舟の名言|逆境では焦らずじっとかがんでいれば、道は必ず開ける]
世人は、首を回すことは知っている。回して周囲に何があるか、時勢はどうかを見分けることはできる。だが、もう少し首を上にのばし、前途を見ることを覚えないといけない。
[勝海舟の名言|時代の先を見ることの重要性]
人の一生には、炎の時と灰の時があり、灰の時は何をやっても上手くいかない。そんなときには何もやらぬのが一番いい。ところが小心者に限って何かをやらかして失敗する。
[勝海舟の名言|何をやっても上手くいかないときは、あえて何もやらないのが一番]
事を遂げる者は愚直でなければならぬ。才走っては上手くいかない。
[勝海舟の名言|ものごとを成し遂げる人は愚直]
機先を制するというが、機先に遅れる後の先というものがある。相撲取りを見てもただちにわかる。
[勝海舟の名言・格言|競争相手に先手を打たれても悲観しない]
学者になる学問は容易なるも、無学になる学問は困難なり。
[勝海舟の名言・格言|学問を学ぶのは簡単だが、学問を頭から追い出して考えるのは難しい]
生死を度外視する決心が固まれば、目前の勢いをとらえることができる。難局に必要なことはこの決心だけだ。
[勝海舟の名言・格言|死ぬ覚悟ができれば道が開ける]
行いは己のもの。批判は他人のもの。知ったことではない。
[勝海舟の名言格言|世間の評判を気にする必要はない]
世の中は時々刻々変転極まりない。機来たり、機去り、その間実に髪を入れない。こういう世界に処して、万事、小理屈をもって、これに応じようとしてもそれはとても及ばない。
[勝海舟の名言 格言|刻々変転する世の中で、小理屈だけでは渡っていけない]
俺はそこで、もうだめだと思って大声で「自分が愚かで、教師の命令を用いなかったために諸君にまでこんな難儀をさせる。実に面目ない次第だ。自分の死ぬるのはまさにこのときだ」と叫んだところ、水兵どもはこの語に励まされ、一同全力を尽くして海岸の方へ(船を)寄せ付けた。【覚書き|長崎海軍伝習所時代の航海実習時に教官からあまり沖に出すぎるなと言われていたが、遠出してしまい、かつ嵐に会って沈没しそうになった時を振り返っての発言】
[勝海舟の名言 格言|リーダーは潔く謝る]
教師の名前はカッテンデーケ(ヴィレム・カッテンディーケ、オランダ海軍軍人)といったが、笑いながら「それは良い修行をした。いくら理屈は知っていても、実地に危ない目に遭ってみなければ船のことはわからない。危ない目と言っても10回が10回ながら格別なので、それに遭遇するほど航海の術はわかってくる」と教えてくれた。このとき、理屈と実際とは別だということを悟ったよ【覚書き|長崎海軍伝習所時代の航海実習時に教官からあまり沖に出すぎるなと言われていたが、遠出してしまい、かつ嵐に会って沈没しそうになった時を振り返っての発言】
[勝海舟の名言 格言|理論と実際とは別物]
俺が海舟という号を付けたのは、(佐久間)象山の書いた「海舟書屋」という額が良くできていたから、それで思いついたのだ。しかし海舟とは、もと、誰の号だか知らないのだ。安芳というのは、安房守(あわのかみ)の安房と同音だから改めたのよ。実名は義邦だ。
[勝海舟の名言 格言|海舟という名の出典]
外国というものを、ドシドシ若手の連中に目撃させねばいかぬとと思ったから、大いに遊学生を奨励したが、その結果として榎本(武揚)などが、いよいよオランダに渡航することになった。これから講武所師範役となり、また海軍奉行などとなった。【覚書き|講武所砲術師範役時代を振り返っての発言】
[勝海舟の名言 格言|若手を最先端の場所にどんどん派遣しろ]
俺もこの男の知遇にはほとほと感激して、いつかはそれに報いるだけのことはしようと思っていたのに、惜しいことに俺が長崎にいる間に死んでしまった。こんな残念なことは生まれてからまだなかったよ。【覚書き|貧乏時代、本屋で本を買わずに立ち読みしていた海舟に本代を寄付してくれた渋田利右衛門についての発言】
[勝海舟の名言 格言|支援者の影響は大きい]
私はすでに門閥階級というものが、大いに国家進運を妨害するということを悟り得たから、その弊害を打破してやろうと思ったが、いかんせん、幾百年来の習慣はまったく親譲りの格式に甘んじて、上をかさに被るというありさまだから、なかなか一朝一夕に断行されるものではなかった。
[勝海舟の名言 格言|門閥階級を壊すことが国家を先に進める第一歩]
彰義隊の戦争の日だったが、官軍200人ばかり出て、俺の家を取り囲んで、武器などはいっさい奪い去ってしまった。しかし、このとき俺が幸いに他行(外出)していたために、殺されることだけは免れた。こんなふうに九死の中から一生を得たことは、これまでずいぶん度々あったよ。思えば俺も幸せ者さ。
[勝海舟の名言 格言|生き延びられただけでも幸せ者]
俺もやっとのことで虎の口を逃れたが、岡田の早業には感心したよ。後日俺は岡田に向かって「君は人を殺すことをたしなんではいけない。先日のような挙動は改めたがよかろう」と忠告したら、「先生、それでもあのとき、私がいなかったら先生の首はすでに飛んでしまっていましょう」と言った。これには俺も一言もなかったよ。【覚書き|岡田とは「人斬り以蔵」の異名をとる幕末の剣豪、岡田以蔵のこと。海舟が京都で刺客に襲われ、以蔵がとっさに刺客を斬り殺し海舟を救った時の話】
[勝海舟の名言 格言|人斬り以蔵との思い出]
大きな人物というものは、そんなに早く現れるものではないよ。通例は百年の後だ。いま一層大きい人物になると、200年か300年の後だ。それも現れると言ったところで、いまのように自叙伝の力や、なにかによって現れるのではない。二・三百年も経つと、ちょうどそのくらい大きな人物が再び出るのだ。
[勝海舟の名言 格言|大人物は100年に一度しかあらわれない]
そやつが後先のことを考えてみているうちに、二・三百年も前に、ちょうど自分の意見と同じ意見を持っていた人を見出すのだ。そこでそやつが驚いて、なるほど偉い人間がいたな。二・三百年も前に、いま自分が抱いている意見と同じ意見を抱いていたな、これは感心な人物だと騒ぎ出すようになって、それで世に知れてくるのだよ。知己を千載の下に待つというのはこのことさ。
【覚書き|本当の大人物は2・300年後の未来にならないと本当の評価は得られないという趣旨の発言】
[勝海舟の名言 格言|真の大人物は生きているうちは評価されない]
藤田東湖は、俺は大嫌いだ。あれは多少学問もあり、議論も強く、また剣術も達者で、ひとかど役に立ちそうな男だったが、本当に国を思うという赤心(嘘偽りのない真心)がない。もしも東湖に赤心があったら、あのころ水戸は天下の御三家だ。直接に幕府へ申しいづればよいはずではないか。それに何ぞや、書生を大勢集めて騒ぎまわるとは実にけしからぬ男だ。俺はあんな流儀は大嫌いだ。【覚書き|藤田東湖は水戸藩の藩士。水戸学学者。幕末の尊王攘夷論に大きな影響を与えた人物】
[勝海舟の名言 格言|藤田東湖への人物評]
坂本龍馬が、かつて俺に「先生はしばしば西郷の人物を賞せられるから、拙者も行って会ってくるにより添書(紹介状)をくれ」と言ったからさっそく書いてやったが、その後、坂本が薩摩から帰ってきて言うには「なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もし馬鹿なら大きな馬鹿で、利口なら大きな利口だろう」と言ったが、坂本もなかなか鑑識のあるやつだよ。
[勝海舟の名言 格言|坂本龍馬の西郷隆盛人物評]
西郷は実に漠然たる男だった。この難局を俺の肩に投げかけておいて行ってしまった。「どうかよろしくお頼み申します。後の処理は勝さんが何とかなさるだろう」と言って、江戸を去ってしまった。この漠然たる「だろう」には俺も閉口した。実に閉口したよ。西郷の天分が極めて高い所以は、実にここにあるのだよ。【覚書き|大政奉還直後、幕府から新政府へ政治が引き継がれる途中、一時的に無政府状態になったときの話。西郷隆盛は旧幕派の海舟に事後処理を任せ薩摩へ帰った。信頼した人物に仕事を一任するという、西郷の仕事のやり方を良くあらわしたエピソード】
[勝海舟の名言 格言|西郷隆盛に見る仕事の任せ方]
あのときの談判(江戸城開城時の交渉)は、実に骨だったよ。官軍に西郷がいなければ、話はとてもまとまらなかっただろうよ。その自分の形勢と言えば、品川から西郷などが来る。板橋からは伊地知(薩摩藩士伊地知正治)などが来る。また江戸の市中では、いまにも官軍が乗り込むと言って大騒ぎさ。しかし俺は他の官軍には頓着せず、ただ西郷一人を眼に置いた。
[勝海舟の名言 格言|交渉するときは、相手の偉い人の中でも「話のわかる人」だけに焦点を合わせろ]
いまの世の中は、実にこの誠というものが欠けている。政治とか経済と言って騒いでいる連中も、真に国家を憂うるの誠から出たものは少ない。多くは私の利益や、名誉を求めるためだ。世間の者は「勝の老いぼれめが」と言って嘲るかしらないが、実際俺は国家の前途を憂うるよ。
[勝海舟の名言 格言|いまの世の中には、私利私欲がない誠というものが欠けている]
佐久間象山は物知りだったよ。学問も博し、見識も多少持っていたよ。しかし、どうも法螺吹きで困るよ。あんな男を実際の局に当たらしたら、どうだろうか。なんとも保証はできない。【覚書き|佐久間象山は海舟の妹の夫の松代藩士、兵学家、海舟の師でもある。のちの日本を担う人材を数多く輩出する。自信過剰で傲慢だったという人物評がある】
[勝海舟の名言 格言|大切な交渉は、知恵ある者より誠実な者にあたらせろ]
およそ世の中に、歴史というものほどむずかしいことはない。元来、人間の知恵は未来のことまで見通すことができないから、過去のことを書いた歴史というものに鑑みて将来をも推測しようというのだが、しかるところ、この肝心の歴史が容易に信用せられないとは、実に困った次第ではないか。見なさい。幕府が倒れてからわずか30年しかたたないのに、この幕末の歴史をすら完全に伝える者が一人もいないではないか。
[勝海舟の名言 格言|たった30年しかたたないのに、幕末の歴史すら完全に伝える者がいない]
一時の感情に制せられず、冷ややかな頭をもって国家の利害を考え、群議を排して自分の信ずるところを行うというには、必ず胸中に余裕がなくてはできないものだ。【覚書き|彦根藩家老の岡本黄石への言葉。彦根藩は井伊直弼が藩主だった。井伊が暗殺された時、黄石は冷静かつ粛々と藩政を執った】
[勝海舟の名言 格言|判断を誤らないためには心に余裕がなければいけない]
書生だの浪人だのという連中は、昔から絶えず俺のところへやってくるが、ときにはうるさいと思うこともあるけれど、しかし、よく考えてみると、彼らが無用意に話す言葉の内には、社会の景況や時勢の変遷が自然にわかって、なかなか味わうべきことがあるよ。匹夫匹婦の言も、虚心平気でこれを聞けば、みな天籟(てんらい=絶妙の詩文)だ。
[勝海舟の名言 格言|人々のどうでもいい会話に耳を傾けると、貴重な情報が入ってくる]
内閣からもつまはじきにされ、国民からも恨まれるかもしれない。朝鮮人やロシア人から憎まれるかもしれないが、良い子になろうなどと思うと、間違いが起こる。天下皆、お前さんの敵になっても、氷川のじいさんは、お前さんの味方だと思っていなさいよ。
【覚書き|韓国で起きた閔姫暗殺事件の後処理に向かう小村寿太郎に贈った言葉。氷川のじいさんとは海舟自身のこと】
[勝海舟の名言・格言|外交では良い子になろうと思うな]
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